イギリスのウイルス学の専門家は、すでに開発されたワクチンが新しく変異した新型コロナウイルスに効かない可能性は低いという考えを示しました。
英レスター大学、ジュリアン・タン名誉准教授:「例えばこれがウイルスのスパイク糖タンパク質だとします。これがそれに結合する抗体で、ワクチンや感染によって作られたものです。スパイク糖タンパク質が変異でこのように多少形を変えても、抗体はそのほとんどの部分に結合できます」
イギリスのレスター大学のジュリアン・タン名誉准教授は、現在のワクチンで変異種の新型コロナウイルスにも対応できるはずだと話しました。ワクチンが効かなくなるほどウイルスが変異した場合、ヒトの細胞にも結合できなくなるため、死滅していくということです。変異したウイルスの懸念は感染力が強いことであり、重症化の恐れについても否定的な考えを示しました。また、ワクチンが普及して感染が収まるには少なくとも半年はかかると話しています。
[テレ朝news]