新型コロナウイルスの感染を確認するPCR検査で、2度陰性となった後に再び陽性となる症例が近畿で5月3日、3件確認されました。

 神戸市では4月23日に陽性となり、その後のPCR検査で2度陰性となったため、4月29日に退院していた神戸市の70代男性が5月1日に発熱し、PCR検査をしたところ再び陽性が確認されました。

 「一番大きい理由はPCR検査の感度など、検査自身の問題。この期間を考えますと体の中のウイルスの量が少し高くなったり低くなったりする時期で、陰性が2回続いたけれどもまたウイルス増えて、症状が出て調べてみたらウイルスが検出された可能性の方が大きいのではと思っています。」(神戸市の会見 3日)

 兵庫県によりますと、県内で再陽性の患者が出るのは初めてだということです。

 また京都府では4月3日に陽性となり、4月23日に退院していた40代の女性が退院の5日後に息苦しさを感じたため、再びPCR検査をしたところ陽性になった他、大阪府でも4月23日に陰性が確認された20代の男性が再び陽性となっています。

 3人はいずれも軽症だということです。

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