アメリカのトランプ大統領が先週に亡くなったルース・ベイダー・ギンズバーグ判事の追悼で最高裁判所を訪れましたが、市民らから激しいブーイングを受ける一幕がありました。

 トランプ大統領は24日、リベラル派のギンズバーグ判事の棺が安置されているワシントンの最高裁判所を妻のメラニア夫人とともにマスク姿で訪れて黙祷(もくとう)しました。ギンズバーグ判事は1993年に歴代2人目の女性判事として任命され、リベラル派の重鎮として支持を集めていました。最高裁前にはギンズバーグ判事の支持者が多く集まっていて、トランプ大統領に対して「再選させるな」とブーイングを浴びせました。トランプ大統領は後任の指名を26日に発表する予定ですが、与党・共和党が目指す11月の大統領選挙前の承認には野党の民主党が反対しています。一部のメディアはギンズバーグ判事が生前、「自身の後任は選挙後に着任するのを望んでいた」と報じていて、保守派判事を送り込むべく承認を急ぎたい大統領にリベラル派で反トランプの市民が反発し、ブーイングをした模様です。トランプ大統領は「よく聞こえなかった。声が聞こえたが、強いものではなかった」と話しました。
[テレ朝news]