<夏なのに?全国で流行が始まったRSウイルス>
小さい子どもは要注意の『RSウイルス』秋・冬に多いイメージだったが…最近は夏から流行し始めることが多いという。
2020年は、新型コロナ対策もあってか感染者数は少なかった。そこで抗体が出来なかったからか2021年は大流行。2022年も、ここ2~3週間ほどで全国で一気に増えてきている。

<福島県でも増加傾向…抑えきれるか今が重要な局面>
特に注意必要なのが、福島市・会津・県北。
ただ2021年は、時期をずらして全県的に流行したので他の地域でも注意を。

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<RSウイルスとは?>
1歳までに【50%以上】2歳までの【ほぼ100%】が一度は感染すると言われている。2021年に確認された感染者のうち、約7割が2歳以下。

感染経路は、くしゃみなどの『飛沫感染』や触ったものを経由する『接触感染』
対策として…
1)0歳・1歳に日常的に接する人はマスクを着用する
2)おもちゃ・手すりなどは消毒をこまめに行う
3)こまめな手洗い・アルコール消毒
新型コロナ対策が、RSウイルス対策にも繋がってくる。

また症状は、普通の風邪に似ている。発熱・咳・鼻水が目立つそう。
そう聞くと、それほど心配しなくてもいいように感じるが…特に生後数週間~数ヵ月は重症化のおそれがあり、気管支炎・肺炎を引き起こすケースもあるという。

新型コロナと症状も似ていて区別が難しいが、福島県の担当者は「熱などの症状が出たら、かかりつけ医に電話してからの受診を」と呼びかけている。