新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、お盆を控え帰省をどうするか悩む方も多いかと思います。お盆の帰省をどう判断すればいいのか考えます。

政府は、この夏、一律では行動制限を求めず、都道府県の判断を支援するとしました。

BA.5の対策強化宣言を出し、高齢者に不要不急の外出自粛を呼びかける地域も増えてきています。

感染者数が急増する中で、8月中旬に始まるお盆休み。

静岡県・川勝知事:
全国的に感染爆発が起きております。そんななか、国は行動制限を行わないというスタンスでおりますが、感染のコントロールと社会経済の両立は崩れつつあります

川勝知事は、現状や今後に対する危機感を示しています。

県専門家会議の倉井医師は、医療従事者の立場から、こう話します。

静岡がんセンター感染症内科・倉井華子部長:
かかっても軽症だから大丈夫と思われる方も多いと思います。確かに症状は熱や咳で、軽い症状で終わる方がほとんどですけど、それでも数が積み重なると大変ですし、数が増えるということはその中で一定の数は重症者が出ます。できれば今の拡大傾向にある中においては、少し感染について注意しながらの行動をお願いしたい

基本的な感染対策に加え、「具合が悪い場合は出かけない」、「誰とどんな行動をするのか」、「訪問先の体調やリスクは大丈夫か」などを検討し判断することは、一人一人に委ねられています。

静岡がんセンター感染症内科・倉井華子部長: 
2年前と比べますと治療薬もありますし、ワクチンもありますので重症化はしにくくはなってきています。ただ、本当にリスクといわれる「友達と飲み会」や「マスクを外して会話を長くする」など、明らかにリスクがある行動については少なくとも避けていただくことをお願いしたいと思います

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