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 見ると1週間後に呪い殺されるという「呪いのビデオ」の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を原作に、中田秀夫監督が映画化した『リング』(98)。ビデオテープを介して呪いが拡散されていくという衝撃的な設定は全観客を震撼させ、のちに続くJホラーブームの火付け役となった。さらに、長い黒髪に白いワンピースをまとい井戸やテレビから這い出る“貞子”の姿は「日本で最も有名な怨霊」として全世代に圧倒的な知名度を誇る存在となった。
 それから20年、時代の変化と共に恐怖の形状を変えながら、常に日本のホラー映画界を牽引してきた『リング』シリーズ最新作『貞子』が、若手実力派女優として躍進著しい池田エライザをヒロインに迎え、中田秀夫監督率いる伝説のオリジナルチームの手で新たに映画化。5月24日に全国公開となる。
 早くも、ホラー映画史上No.1シリーズ最新作への注目が集まっている中、27日、特報映像が解禁。今回公開された映像では、主演の池田エライザ演じる心理カウンセラーの茉優(まゆ)の弟で、YouTuberの和真(かずま/清水尋也)が火事で焼け焦げた団地の一室へと潜入する自撮り映像から始まる。立ち入り禁止の室内で壁一面に貼られたお札(ふだ)が映し出された直後、和真が何かを発見し、驚いた表情を最後に、映像が乱れる―動画サイトでその映像を見ていた茉優が映像をコマ送りで巻き戻すと、和真の背後に何やら怪しい影が。そこに写っていたのは長い黒髪に白い衣装をまとった貞子の姿だった。
 そして「きっと来る~♪」でおなじみの初代『リング』の主題歌を現代的にアレンジした「feels like`HEAVEN’」が流れ出すと、貞子が井戸から這い出す “呪いのビデオ”が映し出される。さらに不気味な日本人形、道路に横たわる女の死体、茉優と一緒に和真を救い出そうとする祐介(塚本高史)の必死の形相、洞窟の中に佇む謎の少女の姿…次々と現れる不穏な映像、さらにラストシーンでは白い手が恐怖に慄く茉優の顔をわしづかみにする。見たら呪われる『リング』から、撮ったら呪われる『貞子』へ― 恐怖は、進化する!また「feels like`HEAVEN’」を圧倒的に歌い上げるアーティストは一体誰なのか期待できる内容となっている。

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