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医療機関以外の検査で陽性になったら活用を【キニナル・陽性者登録センター】福島県・新型コロナ (22/08/22 17:50)



<いま”感染に不安を感じたら”どう行動すればよいのか?>
●重症化リスク高い人→医療機関へ相談
●重症化リスク低い人→慌てて病院へいかない

《重症化リスクが低い人は…症状によって》
●緊急性あり→早めに医療機関を受診
●軽症or濃厚接触者→福島県が抗原検査キット無料配布(毎日9:00~19:00受付・ウェブでは24時間受付)
●無症状→薬局など207ヵ所で無料検査 ※大半は事前予約が必要

<医療機関以外の検査で陽性となった時に活用する福島県陽性者登録センター>
8月22日から運用開始。
【対象者】
●県内在住
●重症化リスクの低い人(小学生~64歳、基礎疾患などなし、妊娠していない)
●軽症・無症状

薬局などで検査を受けて陽性だった場合に、自分で専用のホームページから個人情報や検査キットなどを撮影した画像を送って感染したことを申請するもの。
これにより、医療機関の診察や感染者情報の登録といった負担を減らす。

申請に対しては、医師による確定診断の結果が通知される。
福島県によると、初日は約500件の申請がされたという。
コロナに限らず、必要な人に医療が提供される体制をしっかり確保するために活用を!

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<福島県 新型コロナ感染状況>
8月21日(日)は、日曜日としては過去最多となる1593人の感染を確認。
前週同曜日と比べて300人以上多くなった。
自治体別では、いわき市339人・郡山市324人・福島市225人・会津若松市208人。

重症者は4人。8月21日時点で療養している人は2万3293人。病床使用率は66.9%と厳しい数字が続いている。

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<県内の医療体制について専門家は危機感>
8月19日に開催された、福島県の本部員会議で県感染症対策アドバイザー金光敬二教授は「掛け値なしに医療機関の負荷はもう”限界”であるというところに達しているんだろうと思います」と語った。

週が明けても厳しい状況はまったく変わっていない。
福島県・内堀雅雄知事:「(感染者が)1000人・2000人・3000人こういった急拡大というものは、これまでにない経験でありますので、当然ながら医療現場に過度な大きな負担がかかっています」

急増が続く感染者への対応に加え、新型コロナに関連して休んでいる医療従事者が7月より大幅に増えていることも、医療ひっ迫の要因となっている。※8月8日~14日で前月比740%