【ネタバレ有】「ドラゴン桜」最終回 涙の合格発表!瀬戸は?藤井は?“ドラゴン桜ロス”広がる
俳優の阿部寛(57)が主演を務めたTBS日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜後9・00)の最終回(第10話)が27日に15分拡大で放送され、16年ぶりの新シリーズが完結した。東大合格を目指した高校生7人の合否が明らかに。インターネット上には放送終了を惜しむ声や感謝の声が相次ぎ、瞬く間に「ドラゴン桜ロス」が広がった。「#ドラゴン桜」(1位)「ガッキー」(2位)「藤井くん」(4位)がツイッターの世界トレンドトップ5(午後10時35分時点)に入るなど、SNSで大反響を呼んだ。
<※以下、ネタバレ有> 阿部が主演を務め、2005年7月期に金曜ドラマ枠でヒットした学園ドラマの16年ぶり新シリーズ。前作は、経営難の三流私立校・龍山高校を舞台に、元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部)が落ちこぼれの生徒を東大合格へ導いた。今回の原作は、18年から週刊漫画誌「モーニング」(講談社)に連載されていた三田紀房氏の「ドラゴン桜2」。前作の原作「ドラゴン桜」(03~07年連載)の15年後を描くが、今作は現代の日曜劇場にふさわしいエッセンスを盛り込んだドラマオリジナルの物語が展開されている。 阿部が伝説の弁護士・桜木役に再び挑戦。長澤が桜木の教え子・水野直美役を続投。水野は一浪して東大に合格し、弁護士資格を取得した。続編はドラマオリジナルの舞台・龍海学園の教頭・高原浩之(及川光博)が学園再建のため、桜木と水野を招き、幕を開けた。 最終回は、共通テストを終え、瀬戸(高橋海人)は合格には非常に厳しいライン、藤井(鈴鹿央士)も思うように点数を取れず、文系への転向を余儀なくされた。東大専科から離脱した瀬戸に、桜木(阿部)は“あること”を告げるのだが…。そして、藤井も一世一代の大勝負に出る。それぞれの決意を胸に、共通テストの結果発表の日がやってくる。2次試験へ全力を尽くす生徒たちの日々が続き、桜木は“とある秘策”を提示。一方、学園買収には教頭の高原(及川)が関わり、坂本(林遣都)と米山(佐野勇斗)も加担。桜木は東大受験と買収劇をダブル大逆転に導けるか?…という展開。 東大専科の生徒役のオーディションには1000人超が応募。King&Prince高橋海人(22)南沙良(19)平手友梨奈(20)加藤清史郎(19)鈴鹿央士(21)志田彩良(21)細田佳央太(19)と次世代を担う7人が選ばれ、それぞれが東大合格を目指すキャラクターの葛藤や奮闘を体現。視聴者の感動を誘ってきた。 運命の合格発表、掲示板前。文系トップの成績ながら家族の問題を抱え、当初は就職を希望していた小杉麻里(志田)がまずは順当に合格。何かに打ち込んだ経験がないイマドキ女子・早瀬菜緒(南)は不合格。当初は“とある問題”により周囲から孤立していたものの、東大専科に入った昆虫が大好きな心優しき青年・原健太(細田)は合格。優秀な弟に劣等感を持っていた天野晃一郎(加藤)は合格。全国トップのバドミントン選手・岩崎楓(平手)は合格。学年トップの成績ゆえ、当初は他人を下に見る癖があったが、改心した秀才・藤井遼は理科一類受験を貫いたものの、不合格。 そして、両親が遺した学園近くのラーメン店「瀬戸屋」の息子・瀬戸輝(高橋)は共通テスト620点。桜木は足切りを避けるため、文科三類から文科二類への出願変更を指示。瀬戸は2次試験に懸け、東大の過去問27年分に挑んだ。 「かすりってもいねぇよ。最初の桁から違げぇんだからよ」と早々に不合格と思われた瀬戸だったが、桜木は「まだだ。まだ、あと1人いる」とあきらめない。瀬戸が確認したのは、文科三類の掲示板だった。瀬戸が受けた文科二類の番号「Aの次の桁は2」。「Aの次の桁が3」の文科三類に瀬戸の番号があるわけがなかった。 皆が瀬戸を文科二類の掲示板に連れていくと、奇跡が舞い降りた。「受かった」――。瀬戸の目に涙があふれた。 藤井は小橋(西山潤)岩井(西垣匠)とリベンジへ。菜緒は共通テスト利用で青山学院大経営学部に受かっており「てへ」と笑った。 SNS上には「完全にドラゴン桜ロス」「既にロス。藤井くんと坊主sのスピンオフお願いします」「瀬戸くん、東大合格おめでとう!合格が分かった瞬間、瀬戸くんと一緒に涙があふれた。何度、瀬戸くんの涙に感動したことか」「瀬戸君の合格は感動した。掲示板を見間違えるのは瀬戸君らしい」「瀬戸くんの合格を自分のことのように涙流しながら喜んでくれる専科の仲間も大好きだ」「藤井くん最初はなんやこいつって思ったけど、人間性の成長度は一番や。あの場面(試験会場で健太を)で助けに行けるのは人として一番大切なことなんだよな」「藤井が健太を守ったところから1時間ずっと泣き続けたので明日の目が心配」などの声が相次いだ。