スペインの研究チームが感染初期の兆候として「コロナ舌」と呼ばれる異常が発生する事があるとした報告書をまとめました。どんな症状なのでしょうか。
舌にできた大きな斑点。これは、新型コロナウイルスによる体の異常だといいます。
確認されたのはスペイン。世界各地で“コロナ舌”と報じられています。
スペインの研究チームが新型コロナウイルスの304人の感染者を調査すると、感染者の4人中1人が舌に異常を感じたといいます。舌が腫れることもあり、歯形が付いてしまうほどです。感染初期に起こる兆候で、味覚を失うといいます。
そして、10人中4人は手や足に異常を感じ、手の平には小さなしみ。熱を感じたり、赤く変色していることも確認されました。
さらに、アメリカではたとえ陰性が出てもウイルスが脳に残り、死に至る可能性があることを発表しました。
新型コロナウイルスに感染させたマウスの実験。肺のウイルスレベルがピークを越えた後、脳から高いレベルのウイルスが検出されたというのです。
研究者のクマール助教授によりますと・・・。
ジョージア州立大学、ムケシュ・クマール助教授:「脳はウイルスが隠れるために好む場所の一つ。一部の患者のなかではウイルスが脳に到達してしまい、脳の中で増えてしまったウイルスが回復したはずの患者を死に至らすことがある。そして、死ななくてもある種の神経学的症状を引き起こし続けている」
感染後、PCR検査で陰性と結果が出ても脳にウイルスが残っている可能性があるといいます。
パーキンソン病などの神経系の疾患のリスク高まると警戒を呼び掛けています。
[テレ朝news]