8月2日、北海道内の新型コロナウイルスの新たな感染者は4633人。火曜日としては過去最多となりました。PCR検査の陽性率は80パーセントを超え発熱外来も混雑しています。

 8月2日、北海道内で確認された新たな感染者は札幌で1605人、旭川市で過去最多の422人、函館市で339人など合わせて4633人です。先週の同じ曜日と比べ1365人増加しています。

 また、札幌や函館市などで合わせて7人の死亡が確認されています。いまだ感染拡大のピークが見えない中、道によりますと8月1日、1日のPCR検査による陽性率は約83%に上っています。

 この数字の意味することを北海道医療大学の塚本容子教授に聞きました。

 北海道医療大学 塚本 容子 教授:「発熱があったり喉の痛みがあったりした場合は、コロナに感染している可能性が想定される」

 発熱などの症状があった場合は、ほぼ新型コロナに感染しているということを考えた方がいい状態だというのです。札幌などでは発熱外来が混雑し即日受診できないケースも増えてきているといいます。

 自宅で待機する場合気をつけることは。

 北海道医療大学 塚本 容子 教授:「とにかく水分を摂取してほしい。喉が痛くて水分摂取ができない場合、ゼリー状のものなど工夫してください。暑いときに体温が上がると脱水症状にもなってしまうので、解熱鎮痛剤を飲んで対応してほしい」

 また、家庭内での感染を防ぐためには抗原検査キットでの検査も効果的だといいます。

 北海道医療大学 塚本 容子 教授:「症状が出てから24時間ほどで検査して陽性であれば、家の中で隔離するなり対応できて、他の人にうつさない」

 発熱や喉の痛みなどの症状を自覚したら、まず新型コロナへの感染を念頭に置きましょう。その上でできる対策を行うことが重要です。