新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、岩手県北上市は市民89人に期限の切れたワクチンを誤って接種していたことを11月1日に明らかにしました。
北上市によりますと、2022年8月と9月に市内5つの医療機関で行われた新型コロナウイルスのワクチン接種で、使用期限を1日から17日過ぎたワクチンが使われていました。
31歳から92歳までの89人が接種を受けていましたが、これまでに通常の副反応を超える健康被害は確認されていないということです。
期限切れのワクチンが使用された原因について、市は医療機関に提供しているワクチンの情報の用紙に誤った有効期限を記載していたためとしています。
市では対象の89人に対し、オミクロン株に対応したワクチンの接種を早期に受けられるよう案内するとしています。