イギリスで新型コロナウイルスの新たな変異種の感染が急拡大していることを受けて、40か国以上が航空便の乗り入れなどを停止する事態となっています。

イギリスのBBCによりますと、イギリスとの航空便や鉄道の行き来を暫定的に停止すると発表したのは、EU各国のほか、ロシア、カナダ、インドなど40か国以上。「感染力が7割ほど強い」とされる新型コロナの変異種の感染がイギリスで急速に拡大していることを受けたもので、世界中に警戒の動きが広がりました。この変異種はこれまでに、イタリア、オランダ、オーストラリアなどでも確認されています。

イギリスとフランスを隔てるドーバー海峡では、通行を止められたトラックの運転手が不満を爆発させています。フランスが入国制限をしているため物流が一部滞っていて、両国の首脳が電話で協議しましたが、まだ事態の打開には至っていないということです。

イギリスからの渡航禁止などに踏み切っていないアメリカでは、ニューヨーク州の知事が連邦政府に対する苛立ちをあらわにしました。

「なぜ何もしないのか。ニューヨークに何もしないという選択肢はない」(ニューヨーク州 クオモ知事)

クオモ知事はこう述べたうえで、独自にイギリスのブリティッシュ・エアウェイズなど3つの航空会社に対し、ニューヨークに向かう搭乗者を検査するよう要請し、いくつかの航空会社と合意したことも明らかにしました。

一方、新型コロナの変異種について、WHO(世界保健機関)は・・・。

「現時点で、重症化率や致死率を上げるという根拠は無い」(WHO テドロス事務局長)

「ウイルスは変異するものだ」として、冷静な対応を呼びかけました。

(Nスタ 2020年12月22日放送)

#新型コロナ #変異種 #イギリス

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