政府は静岡県にも適用されているまん延防止等重点措置の全面解除を視野に、3月16日にも方針を発表する予定です。県も解除する方向で調整を進めていて、16日にも正式発表するとみられ、多くのイベントが控える静岡市では、感染状況を見極めつつ、まん延防止解除に期待を込めています。
21日までを期限に、静岡県など18都道府県にまん延防止措置が適用されています。政府は「病床使用率などが50%を超えていても、新規感染者数が減少傾向なら重点措置は解除可能」などとする新しい基準案を提示しています。
<山際大志郎新型コロナ対策相>「医療に対する負荷が低減していくってことが確認できるかどうかということを持ってですね、判断を最終的にしていきたい」
政府関係者は「一部の自治体で病床使用率は高いが、下降傾向にある」として21日の期限をもって全面解除することで検討を進めています。静岡県の3月に入ってからの病床使用率を見ると、まん延防止再延長前の3日から解除の目安となる50%を下回り、14日は約2カ月ぶりに30%を切りました。