清く正しく、誇り高く1世紀――。宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で4月5日、宝塚歌劇100周年の記念式典「虹の橋 渡りつづけて」が開かれた。世界中から約1500人の元タカラジェンヌたちが結集。「歌劇の街」は再会を懐かしみ、絆を確かめ合う元タカラジェンヌたちの姿であふれた。
 式典には、秋篠宮ご夫妻も臨席した。日本舞踊の花柳流家元、花柳壽輔さんらが祝舞を披露した。ピアニスト辻井伸行さんが自作の即興曲「SUMIRE」を演奏。
 大歓声が起きたのは、460人の現役生たちが26段の大階段を埋め尽くして並んだとき。瀬戸内寂聴さんの作詞、千住明さん作曲・編曲の「虹の橋 渡りつづけて」などを佐渡裕さんの指揮で大合唱した。後半のレビューでは、100人のラインダンスや5組の現役トップコンビのデュエットダンスに大きな拍手が送られた。