トヨタ自動車株式会社は27日、国民的まんが『ドラえもん』を実写化したCMシリーズのキャスティングとして、新たにAKB48の前田敦子さんを起用し、新TV―CM 第4 話「のび太のもしもな世界」篇(30 秒)を、全国でオンエア開始する

同社は昨秋より、”FUN TO DRIVE,again.”をスローガンとする企業広告キャンペーンを展開しており、その一環として、国民的まんが『ドラえもん』の20年後を舞台に、ドラえもん(=ジャン・レノさん)やのび太(=妻夫木聡さん)といった、おなじみの登場人物を豪華キャストで実写化したCM『ドラえもん』シリーズを放映し、好評を博している。

 今回、同シリーズの最新作となるTV―CM 第4話「のび太のもしもな世界」篇では、新キャラクターとして、ジャイアンの妹・ジャイ子が登場。のび太たちと同様、28 歳に成長したジャイ子役に、AKB48の前田敦子さんが起用された。

 新CM では、クルマの免許取得を断念したことをしずかちゃんにとがめられたのび太が、想像を現実にしてくれるドラえもんのひみつ道具「もしもボックス」を使って、自分が免許を取った世界を疑似体験するシーンが描かれた。前田さんは、突然のび太が乗るコンパクトハイブリッドカー「AQUA」の助手席に乗り込んで、「ドライブに行きたい!」とおねだりする謎の美女を演じる。同CM最大の見どころは、免許を取る気になったお調子者ののび太に、しずかちゃんが強烈なビンタをさく裂させたところで、自分がジャイ子だと告白し、ドラえもんとのび太を驚かせる場面だという。

 前田さんは、ジャイ子役のオファーが来た時について、「ジャイ子ちゃんって聞いた時はビックリしたんですけど、とてもうれしかったですね」と振り返る。前田さん自身、CMの一視聴者として、ドラえもんシリーズの大ファンだったといい、「まさかドラえもんファミリーの一員になれるとは夢にも思っていなかったので、すごく光栄です」と喜びを語った。

 また、前田さんは撮影中、CMの「クスッと笑えて、温かい内容」を考慮し、「私もみんなに笑ってもらえるかなとか思いながら、できるだけジャイ子ちゃんぽいって言われるように頑張った」と紹介。ジャン・レノさんとの共演については「一生の自慢になるんじゃないですか」などと振り返った。