一夜明けた被災地の様子です。土砂崩れのあった福島県相馬市から報告です。
震度6強を観測した福島県相馬市の常磐自動車道です。13日夜の地震から一夜明けましたが、土砂崩れが起きた現場は現在も通行止めが続いています。崩れた法面の高さはおよそ10メートル、横幅はおよそ50メートル、今も土砂を撤去する作業が続いています。巻き込まれた車はいないということです。
福島県内では最大震度6強が観測され、各地で家屋や塀が倒壊するなどの被害が出ました。消防などへの取材によりますと、福島県内ではこれまでに53人が地震でけがをしたということです。
震度6強を観測した相馬市では、住民およそ80人が避難所で不安な一夜を明かしました。
「(東日本大震災時の揺れと)同じくらい。あのときは逃げ遅れて危なかったから。今度はいち早く逃げてきた」(避難してきた住民)
東京電力によりますと、この地震で、福島第一原発5号機と6号機の使用済み燃料プールの水が一部あふれましたが、外部への影響はないとしています。
現在、常磐道のいわき中央インターと亘理インターの間、東北道の白河インターと白石インターとの間が通行止め、また、東北新幹線も那須塩原と盛岡との間で始発から運転を見合わせています。交通機関にも大きな影響が出ています。
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(JNNニュース 2月14日放送)
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