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岸田首相が推進する新型コロナウイルス感染症の「5類」への移行は、多くの命を更なる危険に晒す史上空前の大愚策です。



【参考資料】
上下した後にアップする矢印イラストのフリー素材|イラストイメージ (サムネイルで使用させていただいた矢印の画像の出典)https://illustimage.com/?id=7240

新型コロナ「5類」今春引き下げへ、岸田首相が閣僚に作業指示…マスク緩和も : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230120-OYT1T50095/2/

令和5年1月20日 新型コロナウイルス感染症の5類への見直しに向けた議論についての会見 | 総理の演説・記者会見など | 首相官邸ホームページ (サムネイルと動画内で使用させていただいた岸田首相の画像の出典)https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2023/0120kaiken.html

コロナとインフル 2類相当と5類の違いは?全数報告が負担に | NHK https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20220802b.html

<新型コロナ>感染症法上「5類」に引き下げると岸田首相 季節性インフル同等に 今春、感染対策見直しへ:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/article/226397

新型コロナ 原則今春に「5類」移行検討 岸田首相が指示 | NHK | 新型コロナウイルス https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230120/k10013955001000.html

新型コロナ後遺症(罹患後症状)の 実態調査結果と相談・診療体制について(広島県)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/471349.pdf

新型コロナウイルス 都道府県別の感染者数・感染者マップ|NHK特設サイト https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/

【以下、動画で話した内容】
岸田政権は、これ以上、人々の命を危険に晒さないでください。

「岸田首相は20日、新型コロナウイルスの感染症法上の分類について、原則として今春、現在の『2類相当』から季節性インフルエンザ並みの 『5類』へ引き下げる方針を決めた。加藤厚生労働相ら関係閣僚に、5類移行の作業を進めるよう指示した。引き下げで様々な制限や対策が見直されることになり、コロナ禍からの社会の正常化に向けて大きな節目を迎えた。」

このように、岸田首相は、新型コロナウイルスを「5類」に引き下げる方針を決定したようです。
岸田首相は、今日の会見で、次のように発言しました。

「先ほどの会議におきましては、原則として、この春に、(新型コロナを)新型インフルエンザ等感染症から外し、5類感染症とする方向で専門家に議論していただきたいということを確認した、このように専門家に議論していただきたいと考えているということを明らかにすることを確認した次第であります。
 そして、感染症法上の位置付けの変更に伴い、患者や濃厚接触者の外出自粛について見直すこととなります。医療提供体制や、現在講じている公費支援についても、具体的な検討を進めてまいります。これらを含め、ウィズコロナの取組を更に進め、平時の日本を取り戻していくために、これまでの様々な政策・措置の対応について、段階的に移行することとし、具体的な検討・調整を進めてまいります。また、一般的なマスク着用の考え方などの感染対策の在り方についても見直していくこととなります。
 なお、ワクチンについては、類型の見直しに関わらず、予防接種法に基づいて実施することになります。まずは、現在、実施しているものについて、多くの皆さんに接種をお願いいたします。今後の接種の在り方についても検討を進めており、結論を得てまいります。」

新型コロナウイルスの恐ろしさと、「5類への移行」が何を意味するか、を正しく知れば、この方針が、身の毛もよだつほど人命軽視の、史上空前の大愚策であることを理解できると思います。

まず、そもそも、「5類感染症とする方向で専門家に議論していただきたい」とか、政治の側から言うのはおかしいと思います。専門家が議論した結果、5類に変更することが妥当だという結論に至った、と言うことなら、私はそれでも5類にすることには反対ですし、まともな専門家ならそんな結論にはならないと思いますが、まだ理解できる部分もあります。しかし、岸田首相は、議論の方向性を政治の側から示しているんですから、これは道理のないやり方だと思います。

先ほど紹介した、岸田総理の発言でも少し触れられていましたが、5類になると、医療費の公費負担や、ワクチン接種費の公費負担が、なくなる可能性があります。これは、貧困層など、経済的に生活に余裕のない方々に対して、喧嘩を売るような愚策だと言わざるをえません。

さらに、新型コロナウイルスが5類に変更されると、緊急事態宣言などの行動制限、入院勧告や入院指示、感染者の自宅療養要請などが、新型コロナウイルスに関しては、できなくなります。また、現在、医療機関や保健所には国に患者の全数報告をすることが求められていますが、「5類」になると基幹病院からの定点報告に変更されます。感染者が診療を受けたり、入院をする医療機関も、現在は発熱外来や指定の医療機関ですが、5類になると、一般の医療機関になります。また、マスクの着用に関しても、推奨するのは症状があって感染させるリスクのある人などに限定し、原則、不要とする案で見直しを検討していると報じられています。こうした施策により、これまで以上に人々の行き来が活発になり、感染が拡大することは、想像に難くありません。5類に変更されても、新型コロナウイルスの危険性は変わらないにも関わらず、5類への変更を強行しようとする岸田政権は、本当に罪深い、とつくづく思います。

新型コロナウイルス感染症は、感染すると、辛い後遺症が残るケースも多く、場合によっては、命をも危険に晒すような感染症です。昨日(1/20)の感染者数も、8万人を超えており、終息からは程遠いのが現状です。新型コロナウイルスのような、危険な感染症にかからせないため、全力で日本に生きる全ての人々の命を守るのが日本政府の重要な役割の一つであるにも関わらず、岸田政権はその役割を放棄するような施策を推し進めています。究極の棄民政権である岸田政権には、いますぐに退陣していただきたいと思います。

最近、成田悠輔氏が、「高齢者は集団自決をするべき」などという暴言を吐いて、大炎上していましたが、こうした発言をする人間がメディアで活躍できる、優生思想と親和的な日本社会の風潮と、高齢者や基礎疾患のある方々などが、一番煽りを受ける愚策である、新型コロナウイルスの5類移行を推し進めている人物が総理大臣にいることは、無関係とは思えません。もっと、他者に対する慈しみのある社会になってほしい、と心から思います。