「この夏、何かに挑戦したい子ども」を応援!今回の主役は、名古屋の小学1年生です。
名古屋市千種区に住む奥村太賀くん、小学1年生です。
Q:この夏休み挑戦したいことはなんですか
「バク転。友だちがやっていた動画を見たから、やりたくなった」(奥村太賀くん)
「YouTubeとかを見て、独学でやっているので果たして正解かどうか。まだ完ペキではまったくない」(奥村太賀くんの母)
今回訪れたのは、尾張旭市にあるバク転教室『ブレイブカレッジ』
バク転の特別コーチは、福田創さん。男子新体操の名門・青森山田高校の出身で、リオオリンピックの閉会式にも出演した、新体操のスペシャリストです。早速、太賀くんが独学で練習したバク転を見てもらいました。
「これはすごいです。上手ですね。もう8割ぐらい完成です。でも、これはベッドのスプリングを使っちゃっている。バネで跳んでいる。これを体で跳べるようになると良い」(福田創さん)
バク転に大切な「2つの姿勢」
先生によると、太賀くんがバク転をキレイに跳ぶために大切なのは「2つの姿勢」を改善すること。
「今は、しゃがんでバク転をしている。立ってバク転出来る?ほら、出来なくなる。1で手を前、2で手を後ろ。足を閉じないと」(福田創さん)
まず、『入り』の姿勢。腕を大きく前から後ろへ振り、体全体を伸ばすようにジャンプします。
そして、跳んでいるときは膝を曲げないこと。そうすることで、足に負担をかけず、バランスの良い『着地』の姿勢につながります。
「自分が覚えてなくても体が覚えてくれればそれで良い。1の姿勢。2の姿勢。軽く前…倒立、膝伸ばす。着地!」(福田創さん)
バク転に挑戦するワケ
子どもにとって決して楽しくはない、地道な基礎練習。集中力をキープするのは、簡単ではありません。それでもレッスンを止めようとはしない、太賀くん。挑戦を続ける理由が、もうひとつありました。
Q:どうしてバク転をできるようになりたいの
「お父さんが遠くにいるから、お父さんをビックリさせたい」(奥村太賀くん)
Q:お父さんが遠くにいるの
「うん、東京にいる」(奥村太賀くん)
バク転を上達させて、単身赴任中のお父さんを驚かせたかったのです。
2時間に及ぶレッスンが終了。レッスン前よりずいぶんと体が伸び、キレイなバク転に近づきました。レッスン後は、家で毎日、何度も練習。創先生に教わった、跳ぶときの『姿勢』をしっかりと気を付けていました。
(8月25日15:40~放送メ~テレアップ!『鈴木しおりの一歩前へ』より)
「バク転」練習の成果を父に披露
レッスンから11日後。東京から帰ってきたお父さんに、ついに練習の成果を披露する日です。
「直接見るのはすごく楽しみ」(奥村太賀くんの父)
「カッコよく見せたい!」(奥村太賀くん)
お披露目を前に、創先生と最後の確認です。
「すごくうまくなっている。ビックリした。正直、ここまでうまくなると思っていなかった。あそこまで出来るなら、ちょっと真面目にやってくれれば、もっとうまくなると思う(笑)」(福田創さん)
創先生も絶賛!さぁ、お父さんをビックリさせるとき…太賀くん、6歳の夏休みの挑戦、本番です。
奥村太賀くんのバク転は…見事成功!
「頑張った。頑張った」(奥村太賀くんの父)
太賀くん、お見事!大好きなお父さんに、かっこいい姿を見せられました。
「うれしかった」(奥村太賀くん)
「本人の頑張りがよく見えたので私もうれしかった。この成功体験をいかして、他にも色々チャレンジしてほしい」(奥村太賀くんの父)
(8月25日15:40~放送メ~テレアップ!『鈴木しおりの一歩前へ』より)