3日午後11時すぎ、福島県と宮城県で、最大震度6強を観測する非常に強い地震がありました。津波の心配はありません。
取材で宮城県石巻市に宿泊していた、中島記者が現地の様子をお伝えします。

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13日午後11時8分ごろ、福島県の中通りと浜通り、宮城県南部で、最大震度6強を観測する非常に強い地震がありました。気象庁によりますと、震源地は福島県沖で、震源の深さは55キロ。地震の規模はマグニチュード7.3と推定されています。この地震で、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、津波の被害の心配はないということです。

震度6強を観測したのは、福島県の相馬市、国見町、新地町、宮城県の蔵王町です。

さらに震度6弱を福島県の福島市、郡山市、須賀川市、南相馬市、伊達市、本宮市、桑折町、川俣町、天栄村、広野町、楢葉町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、宮城県の石巻市、岩沼市、登米市、川崎町亘理町、山元町で観測しています。

このほか、震度5強、5弱を福島県や宮城県のほか、岩手、山形、栃木、茨城、埼玉と東日本の広い範囲で観測しています。

「揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害の危険が強まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分に注意」(気象庁会見)

気象庁は午前1時すぎから会見を行い、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意するよう呼びかけました。また、今回の地震は、10年前の東日本大震災の余震と考えられるということです。

全国の被害状況をまとめている総務省消防庁によりますと、これまでに、福島県の伊達地方消防組合消防本部で、建物倒壊を1件、郡山地方広域消防組合消防本部で、住宅などの火災2件をそれぞれ把握しています。

また福島県の二本松市にある消防本部によりますと、この地震で1人が額に軽いけがをしたという情報が入ってきています。宮城県では、仙台市消防局が住宅などの火災を1件、県内で救急搬送を5件把握しています。

【次の地震への備えを】今回はM7を超える大地震の後これまでに(午前1時すぎ)12回、同じ福島県沖を震源とする震度1以上の地震が観測されています。次の強い地震に備える必要があります。その揺れに対して命を失わないことが一番大事です。

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