合流協議の本格化から9カ月。立憲民主党や国民民主党などが新党を結成し、野党の大きな塊ができた。その勢力は衆参両院で150人。当選14回、「選挙の鬼」「無敗の男」と呼ばれ、野党共闘の旗を振るこの人も加わった。「一強多弱」と揶揄される政治構造の打破に動き出した矢先、安倍政権は総辞職。アベ政治の継承を掲げる菅政権が誕生した。早期の解散総選挙が取り沙汰される中、どんな戦略で巨大与党に挑むのか。
▽なかむら・きしろう
1949年、茨城県猿島郡生まれ。27歳で衆院議員に初当選し、自民党竹下派(経世会)に所属。建設相などを歴任し、「将来の首相候補」と目されるも、ゼネコン汚職事件で有罪となり失職。2005年に国政復帰。当選14回、衆院茨城7区。立憲民主、共産、社民などの野党有志議員による「投票率10%アップを目指す108万人国民運動」の事務総長。
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