俳優の東出昌大、三浦透子が7日、都内で行われた映画『とべない風船』の公開記念舞台あいさつに登壇した。
東出と三浦は知り合って10年ほどになるが、本格的な共演は今回が初めてだった。共演しての印象を問われた三浦は「知り合ってからは長い時間は経っているけど、お芝居をご一緒するのは初めて。そんなに会話のやり取りは多くなかったんですけど、黙っていてる時間がスゴく自然に感じられた。そういう時間が自然と役を作ってくれた。安心できました」と思い返す。
一方の東出は「ナチュラルで自然体なお芝居をする女優さんだなと思った」と印象を語る。「カメラ前で自然に過ごすのは非常に怖いこと。それをできる女優さんってスゴいなって思っていた。共演する芝居や、透子ちゃん1人でお芝居されているところで普通においしそうに水をゴクゴク飲んでいらして。スゴい女優さんだなと、そういうお芝居を見て感じました」と驚いていた。
同映画は、豪雨で家族を失い、心を閉ざした漁師の憲二(東出)が、人生に迷い疎遠になった父親に会いに島にやって来た元教師の凛子と出会い、家族でも恋人でもない二人の永遠に晴れそうにない心の行方を、美しい島々が連なる多島美(たとうび)を有する瀬戸内海の島を舞台に描いた感動作。
舞台あいさつには、浅田美代子、小林薫、笠原秀幸、宮川博至監督も参加した。
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