NEWS

緊急事態宣言が発令された2020年4月、20人の役者たちが各自撮影を行い、彼らが過ごした”コロナ禍”の日常を記録する映画『東京組曲2020』三島有紀子監督が語る‼活弁シネマ俱楽部#289



☆テーマ
イントロダクション
『東京組曲2020』ストーリー
企画の経緯
それぞれの撮影スタイル
コロナ禍のリアルな心境
ジャンル:ドキュメンタリー
ラストシーン
公開時期
”不要不急”
”見つめる時間”
韓国での反応
孤独
コロナ禍の葛藤
『東京組曲2020』を経て
三島有紀子監督の作家性
最後に

☆作品紹介
『東京組曲2020』

☆イントロダクション
「幼な子われらに生まれ」などの劇映画でメガホンをとってきた三島有紀子監督が初めて手がけたドキュメンタリー映画。

コロナ禍で初の緊急事態宣言が発令され、人々の暮らしが一変した2020年4月。明け方にどこからか泣き声が聞こえてきたことをきっかけに、三島監督は映画の制作を思いつく。20人の役者たちが各自撮影を行い、新型コロナウイルス流行の第一波の中で彼らが過ごした日常をとらえ、全ての出演者に共通して「明け方に女の泣き声がどこかから聞こえてくる」というシチュエーションを挿入。事前に録音した8分間におよぶ泣き声を役者たちがイヤホンで聞き、その時の感情の動きやリアクションを記録した。

☆スタッフ
監督 / 三島有紀子 
出演 / 荒野哲朗、池田良、大高洋子、長田真英、加茂美穂子、小西貴大、小松広季、佐々木史帆、清野りな、田川恵美子、長谷川葉月、畠山智行、平山りの、舟木幸、辺見和行ほか 声 / 松本まりか

☆監督紹介
大阪市出身。 18歳からインディーズ映画を撮り始め、大学卒業後NHKに入局。「NHKスペシャル」「トップランナー」など 市井の人々を追う人間ドキュメンタリーを数多く企画・監督。2003年に劇映画を撮るために独立し、東映京都 撮影所などで助監督として活動後、09年『刺青 匂ひ月のごとく』で監督デビュー。ヒット作『しあわせのパン』 (12)、『ぶどうのなみだ』(14)と、オリジナル脚本・監督で作品を発表、同名小説を上梓した。企画から10年かけた『繕い裁つ 人』(15)は、第16回全州国際映画祭で上映され、韓国、台湾でも公開。『幼な子われらに生まれ』 (17)では第41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞に加え、第41回山路ふみ子賞作品賞、第42回報知 映画賞監督賞を受賞し、国内外で好評を博した。その他の代表作に『Red』(20)『少女』(16)、桜木紫乃原作の ドラマ『硝子の葦』(WOWOW)など。コロナ禍で描いた作品としてショートフィルム『よろこびのうた Ode to Joy』」 (21)や『IMPERIAL大阪堂島出入橋』(22)がある。敬愛する監督は、フランソワ・トリュフォー、神代辰巳。