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女優の川栄李奈さんが6月15日、東京都内で開催された映画「泣くな赤鬼」(兼重淳監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。先日、俳優の廣瀬智紀さんとの結婚、妊娠を発表した川栄さんは、この日、ふんわりとしたブラウンのワンピース姿で登場。「この映画を見終わった時に、家族のありがたみや友達のありがたみをすごく感じた」と告白し、「おじいちゃんとおばあちゃんに年に1回くらいしか会わないので、おじいちゃん、おばあちゃんに会いたい」と語った。
映画は重松清さんの短編集「せんせい。」(新潮文庫)の一編を実写化。日に焼けた赤い顔と鬼のような熱血指導から「赤鬼先生」と呼ばれていた城南工業野球部監督の小渕隆(堤真一さん)は、甲子園出場一歩手前まで行くも夢かなわず、今では、定年間際の中年になっていた。ある日、かつての教え子のゴルゴこと斎藤(柳楽優弥さん)と偶然、病院で再会。野球で挫折し、高校を中退したゴルゴは、雪乃(川栄さん)と結婚して家庭を築いていた。ゴルゴが末期がんで余命半年だと知った小渕は、「また野球をやりたい」というゴルゴの願いをかなえるために動き出す……というストーリー。
この日の舞台あいさつには、堤さん、柳楽さん、竜星涼さん、堀家一希さん、武藤潤さん、兼重監督も出席した。
劇中では、川栄さん扮(ふん)する雪乃の義理の母親役をキムラ緑子さんが演じており、川栄さんは「4カ月くらい前のドラマで、私のお母さん役を緑子さんがやってくださった。ご縁を感じる」とニッコリ。「リハーサルから全力で号泣する緑子さんを見て、たくさん学んだ」と刺激を受けたことを明かしつつも、「連絡先を交換させてもらった。でも携帯を変えちゃって、連絡先が分からなくなっちゃった」とぶっちゃけ、「また会ったときに聞こうと思っています」と語っていた。