過去最高を更新している金の価格。なぜ今「金」に注目が集まっているのでしょうか。
番組が何度も取材をしている大阪・梅田にある貴金属買取店「ゴールドプラザ」で話を聞きました。
(Q.金の価格が上がった背景について、具体的にこういう出来事があったというのはあるんですか?)
(ゴールドプラザ大阪梅田本店・三船仁司鑑定士)「新型コロナ・ウクライナ情勢・円安、最近でいうとアメリカの経済の低迷」「『有事の金』って言われ、悪いことがあれば上がるシステム」
過去の歴史から見ても、価値が大きく下がることはなく安全資産と呼ばれる「金」。現在のような先行き不透明な経済状況が続くと、”安全”な「金」に注目が集まり価格が上昇するのです。
(三船鑑定士)「安全資産という形になるので、投資先が「金」に行き、金額が上がる」
「(Q.これからも金の価格は上がる?)もちろんあると思います」
金の価格が史上最高値をつけた事で、こちらの買取専門店でも、お客さんの数が通常の1.5倍ほどに増えているという事です。
この日やって来たのは30代の女性。
(金を売りに来た人)「(Q.きょうはどのようなものをお持ちに?)自分の私物。使わなくなったので、こちらで見ていただきたくて持ってきました」
リングとブレスレットが「金」かどうかを確かめるため事前に鑑定を依頼していて、この日はその結果を聞きにきたということなのですが、果たして…。
(鑑定士)「問題なく10金と検査結果が出ているので、このままグラムを取って計算していきますね」
(鑑定士)「2点で6200円のお渡しになります。いかがでしょうか」
(売りに来た人)「じゃあ引き取りお願いします」
(売りに来た人)「(Q.貴金属が現金に換わった気持ちは?)うれしいです。自分が使わない、眠ってしまっているものだったら、買い取り店で現金に換えさせていただけたらなと」