東京都が国などと協議している小笠原村の空港建設計画について小池知事は、環境に配慮した小規模な滑走路を検討する必要性を強調しました。
東京都は1200メートルの滑走路を設ける案などを軸に、小笠原諸島の父島北部に空港を建設する方向で検討を進めています。ただ、この規模の空港を造った場合、山の一部を削ることが必要なため、滑走路を短くするなど環境への影響を最小限に抑える案も平行して検討しています。
1月5日の会見で小池知事は「自然を守りながら何ができるかを真剣に考えるべき」とし、小規模滑走路を検討する必要性を強調しました。小池知事は「これまで計画されていたのが滑走路が1200メートル。(離着陸が)それより短くて済むような機種を考えていくこともできるのではないか」と述べました。
小池知事は「村とも連携しながらどういう形が一番いいかを考える」と話し、2018年度予算案にも空港建設の関連予算を計上する考えを示しました。