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「KENZO」創業者・高田賢三さん(81)「ファッションの終わり」島田順子さん

「KENZO」創業者・高田賢三さん(81)死去(2020年10月5日)
高田賢三さん死去「ファッションの終わり」島田順子さん
高田賢三が死去したことを受け、パリ在住のファッションデザイナー島田順子さんが朝日新聞の電話インタビューに応じ、その功績と思い出を振り返った。パリで成功し、大手グループにブランドを売却してデザイナーを退任した際に「もう一度コレクションを」と語ったこと、島田さんの結婚式でドレスを作ってくれたこと……。島田さんは涙ながらに「もっと生きたかったと思う」と語った。

先週、「退院するんだよ、僕」という電話をもらっていたから、また会えるのを待ち望んでいました。コロナ禍だからお見舞いにも行けなかった。いまは心が苦しくて、涙のほかはありません。

 50年くらい前、初めて互いにパリに来たころからずっと大の仲良し。あの人は私たちパリのデザイナー仲間の先輩であり、リーダーでした。

 彼は純粋に服が好き。デザイナーはよくデザインに憧れて突っ走るけれど、彼は計算のないピュアさで、服を作っていた。

 1970年代から、彼は女の子たちを可愛らしくした。それはヨーロッパ的なセクシーさとは全く違ったんです。

 何事にも純粋で、かわいい、優しい人。チャーミングで、永遠の少年みたいな人でした。いつも生きる喜びとか太陽に向かっていくようなイメージ。私の結婚式の時、「良かったら着てみて」なんて、ウェディングドレスまで作ってくれました。私のパリ・コレクションのショーにも、忙しいのにいつも見に来てくれた。

 真正直だから、正直すぎて辛い目に遭ったことも何度かあったのかな。「ケンゾー」(ブランド)を大手グループに売ってデザイナーをやめた時、「もう一度、コレクションをやりたいよ」と本当に肩を落としていました。

 もっと生きたかったと思う。私にとって彼は、あの時代の最後のデザイナー。彼のようにファッションへの強い衝動を人々に起こすようなデザイナーはこれからは生まれてこないんじゃないかな。みんな商売っけが大事で、何かにこびていて、純粋に好きな服を作っていこうとする人はもう出てこない。彼が亡くなって、ファッションそのものが終わっていくみたいな感じがしています。(聞き手 編集委員・高橋牧子)
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