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批判続出!称賛の嵐!上級者向け映画「関心領域」解説│アウシュヴィッツ強制収容所の外の視点 #moviemoving



批判続出!称賛の嵐!上級者向け映画「関心領域」解説│アウシュヴィッツ強制収容所の外の視点 #moviemoving

[音楽] え2023年にえ制作されてえ日本では 2024年の5月24日だから2日前に 公開されたえ映画この関心領域これがです ねえ昨日僕見てきましてすごかったんです よとんでもない映画が出たなと思いました で僕以前にあの映画っていうのは2つの 種類に分けられますという話をこの YouTubeでしたんですけどもえ映画 というのは1つは広い間口を取って内容が 浅い映画え大衆向けの映画え商業的な映画 え売上を目的にした映画っていうのがあり ますともう1つは間口は狭いんですけど 分かる人にはものすごく分かるえ間口が 狭いけど内容に深みのあるえ表現主義的な え何かこの表現したいことがあってそれを 表現するためにこの映画がありますという ようなえ映画のタイプがありますと広くて 浅い映画と狭くて深い映画がありますって いう話をえせ前回前回じゃないけどあの だいぶ前にえっとYouTubeで話した ことがあるんですけどこの映画に関しては 口がものすごく狭くてものすごく狭くて この映画話題になってるから見に行ってる 人多いと思うんですけどこの映画のすごさ が分かる人って僕ね100人見に行って たら 多分15人から20人ぐらいしか多分理解 できない映画だと僕は思うんですねで えっとそんな 中僕が実際見に行ってこの関心領域のすご さ分かりましたみたいな感じで別に えなんて言うかな自分のことをえ自慢し たいわけでも全くなくて僕もこの関心領域 っていう映画を見て何を思ったのかって いうのをま後話をするんですけど正直な ところこの関心領域のすごさは僕でも 分からないです測り知れないすごさがあり ましたここはすごいということは僕は 分かりますという範囲でしか今回お話でき ないと思いますそれぐらいこの関心領域 っていう映画がやってることっての ものすごいことはやってるんですだから えっと今回僕えっとまこの関心領域って いう映画の話を今からしていくんですけど えこの心のすごさを全て伝えることは多分 不可能だと思いますそれぐらいすごい映画 だったと僕は思っていてえどんな映画なの かと言うとえっとアウシュビッツ収容所の え署長さんですね署長ナチスドイツのえ 商工なんですけど所長の仕事をしてる主人 公のお家がナチスドイツのそのえ商工のお 家はえっとアウシュビッツのあの堀のすぐ 隣にあるんですよすぐ目の前の隣にある そのそのアウシュビッツのその壁があるん ですけど壁の向こう側はアウシュビッツで えもうユダヤ人がもう毎日のようにもう ものすごい人数あの殺害されてるとでこの 壁の手前は大豪邸なんですねその商工が 住んでる家っていうのはこの画像のえ映っ てるこの光景なんですけど毎日ねすごく ハッピーな毎日送ってるわけですよこの壁 のこっち側と奥がすごいすごい楽さがある んですよ向こうは国でこっちは天国みたい な暮らしでこれ実際にあった話なんですよ ねそのえ壁の向こうの残酷な現実を一切 描写することなく手前の家だけを移して ホームドラマとして作っちゃってるのが この関心領域という映画でとんでもない ことやってるんですけどもこのジョナサン グレイザーっていう監督が撮ってるんです けどえこの監督はえっとスカーレット ヨハンソンが宇宙人でえっとえアンダーザ スキン主の捕食っていう変な映画撮って ましてまスピーシーズみたいな絵画撮っ てるんですけどそのスピーシーズみたいな 映画を撮ったその10年後にえ出してきた のがこの関心領域っていう映画でもうね ジャンル変わりすぎてこっちもびっくりし てるんですけどえジョナサングレイザーが やってきたことが今回ねどれだけすごいの かっていうのをちょっとでもね皆さんにお 伝えしたいなという意味でえ今回レビュー していきたいと思いますでえっと描かれる のはこの強制収容所の外の視点ということ なんですけど このさっき言ったようにお家が豪華なお家 があってその豪華なおうはどういう えっとまあどういうえ豪華なお家のその いろんなねあの物があるわけですよ家具と かえっと家の中に宝石とかもあるしあの とにかく金持ちの家なんですよその金持ち たる遊園は何があるかって言うとこの強制 収容中に送られたユダヤ人から白した財産 でこの家の家計は成り立ってるわけですよ でもみんなそれをううは知ってるんです けどそもそもユダヤ人のこと人間だと思っ てないんでこの人たち人間だと思ってない だから動物と同じように思ってるユダヤ人 からどれだけ金品巻き上げたとしてもそれ はもうあの罪悪感とかもないんですよね 正直そんな残酷な一家のえ物語ですぐそこ にはもう壁があってその壁の奥では地獄の ようなえ毎日あの地獄のようなことが 起こってるんですけどそれにはね完全に無 関心なんですよ無関心その強制収容上の中 と外でこんなに違うのかっていうのがこの え関心領域が表現したかったえことなん ですよねでえ今までになかった新しい描き 方ということでこの絵がすごいところ いっぱいあるんですけどまずねまいろんな 人が言ってると思うんですけど音ですね音 がポイントになっていてこのね収容所の もうすぐそこに家があるんで夜寝る時に 布団に入っ て寝てると外から銃声とか悲鳴とかその 人間のあのなんて言うかな人間の通常では 出さないような声とかが聞こえてくるん ですよ聞こえてくる遠くの方で聞こえて くるんですよそれが映画館だ映画館で見る と見てる僕たちは映ってる画面は幸せな 家庭が映ってるんですよビジュアル的には 画面の中では幸せな家庭が映ってるんです けど音的にはずっと悲鳴とか銃声とかが 遠くの方で聞こえてるのをずっと聞かさ れるんですよでもそれは本当にやったこと なんですよ本当にやったことでこの音響が すごいって言われてるんですけどこのえ家 のえ家の場所とアウシュビッツの中のあの そのえ処刑されてる場所の距離を計測して えそこで銃声があったらこれぐらいの音量 で聞こえるっていうのを突き詰めて研究し て音量の調整とかえ作ってるらしいんです よねこの映画だから僕たちが映画館で体験 するこの音の聞こえ方っていうのは本当に リアルに聞こえてたように近いように作ら れてるということでものすごくねあの すごいところにこだわって撮ってる映画な んですけどもこの音響を作ったえっと監督 ははえっとヨルゴスランティモス監督のえ 聖なる鹿殺しとかえ哀れなる者たちとかの えっと音響を作ってる人と同じ人なんです けどすっごい仕事してるなと思いました この映画えっとBGMが一切ないですえ 正確に言うと映画が105分あるんです けど105分のちょうど真ん中のところに あるえっとシークエンスがあってその ちょうど真ん中のシークエンスと1番 ラストのシークエンス以外はこの映画 BGMが一切ないです一切なくてその環境 音ですね環境音その環境で聞こえてる自然 な音ま自然な音って言っても青種別の中 から聞こえてくる音だけでこの映画は構成 されてるんですよこの物語自体 はただ幸せな家族を描いていってるだけで 何も展開らしい展開もないし物語なんか あってないようなもんなんですよただこの アウシュビッツのすぐ目の前に住んでる大 豪邸を描いていくホームドラマっていう もうそのアイデアを表現したいというそこ の一点に突き詰めて作られた映画なんで あのすごいね音響がすごく て映像はそれの真逆ですごく幸せな家庭と いうこのギャップ感がすごい映画なんです よねここがもうまずすごかったしでえ音響 を音響のすごさをえっといろんな人がこれ はレビューすると思うんですけどすごいの は音響だけじゃないんですよ音響だけでは なくて映像もすごいんですよ映像どんな 映像かと言うとえっと照明一切使いません 普通の映画だったらえ映画の絵作りをする ために照明を焚いてえ思ったようなあの そのえ絵が取れるように照明を調整するん ですけどそうではなくて本当に作られた その家庭えっと実際の家の中に俳優たちが ほんまに生活してるみたいに感じにして えっと監視カメラみたいなところで撮られ てるんですよだからえ撮影の普通の撮影 だったら俳優が前で演技しててえ監督が えっと撮影監督と一緒にこうカメラ構えて こう顔をこう追いかけていたりするじゃ ないですかあな一切ないんですよただそこ にもうカメラ設置してあるんですよその 部屋の各部屋にえそれぞれ設置してあって 俳優たちにじゃあどうぞもう家庭の暮らし 実際にやってみてくださいというそんな 感じなんですよその映画的な絵作り一切な いっていうのがあるんでえ映画映画を今 まであのエンタメ的な映画えっとだから 要するにえっと決め決めの構図ばっかりの 映画を見てる人にとってはこの映画見るの ものすごく苦痛だったと思うんですよ しんどかったと思うんですよなぜならもう 構図が決まらないんですよ本当にそのもう 監視カメラみたいに置かれてるカメラの 映像だけで構成されてるんでもう人がこう やって動いたりするんですけど追いかけて いったりもしないんであの構図が決まら ないんですよその気持ち悪さみたいなのを 体験することにも目的があるっていう ところの映画なのでえその目的あの資格的 にえっとすごいと思わせるようなカットと かはもうあんまりねほとんどないんですよ そんなあの映像にもこだわってるとだから 映像と音っていうので映画は構成されて ますけどその2点においてはものすごく こだわりを感じてえすごい映画だったん ですよねえすごいところ他にもありまして えっと冒頭の映像がすごくてこの映画ね 映画始まったらまず上映されるじゃない ですかでえっと映画の始まる前にあの映画 泥棒のやつが出てきてあの追いかけこ みたいな始まったりとかえなんか帯の電源 はオフにとかやつが始まるじゃないですか あれが終わったら画面真っ暗になって あの投映してる機械が潰れたんかなと思う ぐらいえ真っ黒の映像がただただ続くん ですよ何分も映画が始まるとで映画館の中 って密室でえっと真っ暗じゃないですかで 画面も真っ暗になると僕らね暗闇に入った みたいになるんじゃないなるんですよねで そのえ寝る時寝室で目をつぶってその目を つぶったこの暗闇の映像みたいなのを ずっと見せられるんですよで音だけはカカ に聞こえると これ初めに数分間もやる意味について考え てみたいと思うんです けどすごくてこの絵がねえさっき言った ように監視カメラみたいな取り方をしてて 同時に数箇所の部屋の様子を撮影してると いうことでえ膨大な映像の素材があるん ですよでそれはなんとえっと600時間分 の素材と言われてるんですけど600時間 分の素材を取ってそれをたった105分に 圧縮して映画の1本の映画に完成させてる んですよねこの映画なのに初めの5分 ぐらいを真っ暗の映像真っ黒の映像でやっ ていくっていうのはすごいことだと思うん ですけどそれだけこのえ冒頭の真っ黒の 映像っていうのは意味があると思っててえ 僕だ僕ら映画館で映画館でその真っ黒な 映像で暗室に閉じ込められてるわけですよ で映画館って窮屈じゃないですか席も そんなに広くないしえ隣の人はいてるわけ ですよ そんなひあの暗室の密室に人がびっしり 敷き詰められてしかも真っ黒でえ何も僕 たちがその見るべきえ映像を与えられない ということはこれアウシュビッツの中の ユダヤ人たちが最後ガス室に入れられて 真っ黒の真っ暗な中に突然ガスが充満して その人たち殺されるわけですよそれを体験 させられてるかのようなとこから始まるん です よそれが ねものすごいねしんどいんですよしんどい このっていう映画ずっとしんどいんです けどそのしんどさにこの映画の目的がある とした時にこの冒頭の真っ黒の映像って いうのはすごくねコンセプト的に必要な ものでそれを僕たちが体験させられること にすごく大きな意味があると思うんです けどこの真っ黒の映像を持ってくるってい ところにまず僕びっくりしましたここが すごかったでそしてその原作が実はある らしいんですけど原作ではえっと司令感と ナチス症候とえ死体処理犯の3人の視点 から描かれていく小説らしいんですけど この司令官のモデルになったえルドルフヘ スっていう実在の人物がいててその人が モデルになった架空の人物を小説は描い てるんですよでえ今回えジョナサン グレイザーが映画化するにあたってその 架空の人物ではなくて本当のルドルフヘス さんを主人公にしたっていうところで脚色 を加えてるっていうところポイントになっ ていてでえ完全に徹底された客観描写で この映が描かれていくんでえ感情移入を 許さない映画でもあるんですけどこの実際 に起こったことを生々しく伝えてくるっ ていところに一点集中してる映画なんでえ 結構その見る側の僕たちのそのなんて言う かな受け取り方のその姿勢がものすごく 試される映画でもあったなということでま 掃除て言えることはそのこの書いてある 通りなんですけど今までに完全になかった 新しい描き方をやってるんですよねそこに えすごいと思う人もおれば えこれは一体何なんだっていうので終わっ てしまう人もいると思うんですよそんな えっと一言で言うと危険な映画がえこの 関心領域という映画です はいでもう1つすごいのが え映画リテラシーレベル高めに設定されて ますという話でえ先ほどちょろっと言った んですけどこの映画ね感情移入を一切許さ ない映画なんですよまず物語りないんです よ物語なくてただ家族の生活を淡々と映し ていくだけの映画なんでえその家族の誰か に感情移入するとかもないんですよこの映 が感情移入する先が1つもないんですよで え感情移入 できるキャラクターがいないとえ見ている 僕たちはどうういう風になるのかというと その映画を客観的に見るしかないんですよ ね俯瞰して見るしかないんですよその俯瞰 して見るしかないというところに目的を 置いてる映画でもあるんですよねこれはだ からえこの映画ものすごくねメタ的な視点 で楽しむ映画なんですよこの映画の起こっ てる出来事っていうのを俯瞰して見ること に意味がある映画なんですよだから普段 えっと主観的な映画が好きでえ主観的な 映画ばっかり見てる人はこの映画正直え 楽しめないと思いますはいあの感情移入し て見る映画しか見れない人はこの映画はえ はっきり言ってえ全く向いてないと僕は 思いますえなぜならもう感情輸入する人が いないからですで感情輸入する映画じゃ ないからなんですで今までその アウシュビッツを描いた映画っていうのは えユダヤ人の人かわいそうとかえっとその 人だ自分がもしそのの立場に置かれたら どうすればいいのかとかそういうことをね 訴えかけてくる映画いっぱいあるんです けどこの映画はそれを全て逆行してる映画 なんですよ一切感情移入を許さない映画な んですよそこがねこの映画の最もえ優れ てるところでもあり1番人を選ぶ理由に なってる映画でもあのところでもあるんで えこの映画本当に好き嫌いに別れる映画だ と思うんですよ思うんですけど是非トライ していただきたい映画でもあるんですよと いうことでえこのえ映画リテラシーが高い 人は見て問題ないんですけど映画 リテラシーが低いっちゅうかえっともう 普段その主観的な映画しか見てない人は この映画見てもなんか楽しめないと思うん でそれは注意してくださいはいということ であともう1つねちょっとしあこれ後で 喋ろうかな後で喋ろはいで次なんですけど この壁の中と外っていうことでちょっと 真剣真剣な話ねあのこの映画というのは壁 の中と外を描いた映画なんですが壁の中 っていうのは一切描写されないんですよ壁 の中は音でしか表現されないで壁の外と いうのは映像で表現されるんですよで パンフレットに書いてあったんですけど ジョナサングレイザーはあの初めは残酷な 描写なんかを入れて壁の中と外を退避さ せるために両方描こうと思ってて脚本書き 始めたらしいんですけどこの中を描くて いうのを一切途中からやめて外の描写だけ で完成させようとしたっていう風に方向 転換したんですねこれがこれがかなり 大きな方向転換でこの関心領域という映画 がえ優れた映画になった理由だと思うん ですけどこの壁の中と外っていうその2つ の空間を描いていくっていうのをえ見て いる僕たちに俯瞰させ俯瞰させる客観的に 見させるような映画作りをしてるという ところがあるのでえこの映画というのはえ 1つはドキュメンタリー的視点でこれ実際 の話なんで実際の話なんでえ実際の話とし て僕たちに考えさせられるという目的の 映画でもあるんですもう1つは壁のかと外 っていう空間を利用することで壁の中は 地獄なんですけど壁の外は天国みたいな 暮らししてるわけですよねこの壁っていう のがあるわけですよその境界線その教会線 の向こうでは地獄向こうでは天国と言い ました けどもうすぐそこでは地獄ですぐそこでは 天国っていうこの 壁壁っていう教会線は実際にあの存在する のかどうかっていうねあの疑問をえ結構僕 投げかけてるなと思いましてあのこの主人 公のルドルフえルドルフヘスっていう人 これ実在の人物なんですけどこの人たちが やってる暮らしというのは天国に見えるん ですけどルドルフヘスはえ実はえっとその ユダヤ人をえっとこの処理していくって いう本人たちは言ってますけどその処理し ていくっていうえひどい言い方してます けどえ相手その言い方するとその仕事を やっていく人生にえっとルドルフヘスさん はものすごくねもうなんか明けがさしてる 人物で奥さんはこの合成な生活をずっと 永遠に続けていきたいと思っててそこが 対象的に描かれてはいるんですけどこの なんちゅうかなこの壁の外と中でいうえ 使い方にすることによってこの関心領域と いう映画はぐいになってるというところも 素晴らしいところなんですよどういうこと かというと例えば僕たてまに住んでてえ 普段生活しててこう税金を収めてますよね え税金を収めたら一方では政治家がいてて その政治家はその税金の使い道を決める ことができるわけですよえほんならその 政治家たちは裏金作りまくったりとかして 今もわちゃわわやってますよねあれをえ 例えばこの映画に例えることできると思う んですよ壁の外ではもうその中の地獄の ような僕たち僕たち市民の暮らしがあって 税金だけ吸られて地獄のようなもう労働を 僕たち普段させられてるじゃないですかで えそれを操ってる人は外に壁の外にいてて 壁の向こう側ではもう悠遊時的の生活をし ててえ僕たちがこの預けてる税金を好きな ように使えるっていうそういうなんて言う かな2つの空間全く別の世界が1つの壁を 1枚隔てることで変わるっていうえこの ぐいとして見た時にこの映画って本当に いろんなことに置き換えれ映画になってる なていうところがこの映画としてその作品 として本当に優れてるところだなと僕は 思っていてでえこの映画あのこの映画で その描かれるこの壁壁っていう教会線と いうのはえ何なのかとで人間っていうのは 今までの歴史上その壁とかえ教会線って いうのを設けないと生きていけない生き物 なのかと思うぐらい残酷にもえ壁とかえ その教会線を設けて生きてきた歴史って いうのがこの人類にあるわけですよ例えば え経済的な格差であるとかえ人種とか民族 に対してえこの民族は劣ってるユダヤ人だ から生きる価値はないとかっていうように そのあの区別をつつけるための教会線を 人間って設けたがるんですよねでこの教会 線よりこっち側にいてる自分たちは安心 できるとかそういうことがないと人間って 生きていけないのかなって思えるぐらい 残酷な面があってえそれはえ例えば男だ からこうなりなさい男の子らしくしなさい とかえ女の子らしくしなさいとかそういう のも1つの壁が1つあると思うんですよで そういう女だからこういうことはしては ならないとか男だからこういうことはし なさいとか例えばそういうのもえ1つの壁 だと思うしあとえっと能力ですよね仕事の できるやつはえものすごくねあの金を稼ぐ 能力のあるやつはめちゃめちゃ金持ちに なっていく一方でえどんどん貧困に入って いく人もいるとそこの間にも確実にその 境界線っていうのがあるんですよその壁と かボーダ境界線っていうのがなくて人間 って生きていけないのかなって思う ぐらいこのえ壁の使い方が象徴的でこの 関心領域っていう映画はこの壁っていうの が物語の主役なんだと僕は思いましたはい っていうのがえ関心領域のえ僕の感想です ねはい最後のまとめをねして終わりたいと 思いますはいこちらですねナチスドイツっ ていうのはえ一体何だったのかということ なんですよ今回ですね僕はえっと5本の 映画を紹介ししましたえそれはえっと テーマとしては色々な視点から見るナチス ドイツっていうことをお話ししていき たかったからえ5つの視点について話をし ました1つ目はえ子供の視点ということで ジョジョラビットを紹介しましたでもう1 つはヒトラーの目線ということでえ ヒトラー最後の12日間という映画を紹介 しましたで3つ目は当事者え加害者たちの 視点ということでファイナルアカウントと いうドキュメンタリー映画を紹介しました で4つ目はえ収容所の中の視点ということ でえアウシュビッツの正観者っていう映画 を紹介しましたで5つ目がえ収容所の外の 視点とということで関心領域というえ先日 公開された映画を紹介しましたこの5つの ねえ視点についてま今回のライブ配信でま 語ってきたんですけどもえこのえこの動画 をですねえ今ライブ配信ではなくて後で 切り抜きとかで見る人は是非ねこの全部 通してできれば見てもらいたいんですよと いうのも関心領域だけでもえジョジョ ラビットだけでもえなくてですねこの ナチスドイツっていう現象に対して いろんな目線を持ってそれを考えるという ことが映画はできると映画を通して僕たち はできるというところが今回の YouTubeライブのま大きな柱になっ てるんでこの一方方向だけの視点では やっぱり物事って見えるものも見えないん ですよねだからえっとこのの視点ヒトラの 視点当事者の視点収容所の中の視点外の 視点ということで視点を分けて話をしてき たのでえこのYouTubeできればえ 前編通してえ後で見る人はねアーカイブで 見る人はえ見てもらいたいなと思うんです けどもやっぱり全部を通してこの ナチスドイツとは何だったのかということ をすごく考えさせられるなと思いまして あのいろんな映画ね全部悲惨な話なんです けどそれをねこうかわいそうとか ひどいなとかもう見てられないとかえ悲惨 だとかそういう感想をねみんな持つと思う んですよ僕もそうなんですけどその かわいそうとか悲惨だなとかひどいなとか その一言で片付けていいような軽い問題で もこのナチスドイツっていうのはないなと 僕は正直思うわけですねやっぱり人間って いうのは 運命まロマンチックな言い方すれば運命の 中でえ生きていてそのえ人類え僕っていう この1つの人物が生きていくこの人生って 限られてるわけですね何十年かしか生き られないわけですよえ運が悪かったらもう 子供の時に亡くなってしまう人もいるしえ 運が良かったらま100何歳まで生きたり することはできると思うんですけどでもね 必ずねその生きている以上はもういつか死 が来るわけですよねそのえ与えられ運命 っていうのは自分たちが与えられただけ じゃなくてその自分僕の寿命が60歳で 尽きるんだったら60年与えられてるだけ じゃなくてその60年より前にいろんな人 の人生が積み重なって今の僕の60年が あるわけですよねそういう意味で人間って いうのは必ずその歴史因果関係の中の1つ の人物のこのナオ館長っていう人物でしか ないわけですよみさもそうなんですよで その因果関係の中にはこのナチスドイツっ ていうこの歴史があるわけですよでそこに その関心領域でお話ししたように教会線を 置いてね壁を作ってそれは自分たちには 関係がない向こうの遠い世界の昔の話の ナチスドイツだから今の僕たちには全く 関係がないと思うこともできるんですよだ から無関心でいることもできるんですけど 無関心でいることもできるけどでも関係は あるんですよね実際は大きな因果関係の中 でそう考えてきた時にこの壁っていうのを 1回外して関心を持ってそういう過去の 出来事であるとかナチスドイツ以外でも いいんですよ日本のことでもいいしあの 過去の出来事とかえ別の国の出来事とかえ 別の境遇の人たちのことを想像してみ るっていうのがものすごくねあの人生自分 の人生にとってもすごく重要なことだと僕 は思うのでそういう意味でえその因果関係 っていうのにえちょっと思いを巡らして みるのも僕はいいんじゃないかなと思い ますでえ考えた結果答えが出ることでは ないんです答えはないんですけど その例えばよくナチスドイツについてあの 話をするとどういう風になればこういう ひどいことが起こらなかったのかってよく いろんな人が言うんですよよく言うじゃ ないですか関心領域っていう映画を見てま ひどひどい内容が描かれてましたとこんな ひどいことがななぜ起こったのかとかどう いうところで道を踏み間違えたらそれが 起こってしまったのかとかっていうえその イフ論みたいな歴史のイフみたいなのを いろんな人が言いますけどそんなことは 考えても答えないです答えがないなぜなら 例えばヒトラーがいなかったら アウシュビッツはなかったのかとかえ言っ たとしてもヒトラーも別にえヒトラー最後 の12日間で描かれたようにただの人なん ですよただの人間なんですよ僕たちと同じ ただの人間なんですよただ時代がその ヒトラーという存在を求める時代だったん ですよそこにヒトラという人が出てきて マッチしてしまったんですよねその マッチングが成功してしまっあんなこと なってしまったわけですけどそれヒトラー じゃなくてもそれは起こりうることなん ですよだからヒトラーっていうのがもう花 から存在してなかったとしても別の人が ヒトラー的な人が出てきたかもしれないし それ分からないんですよそういう因果関係 の中で僕たちあのやっぱり命を受けて えっと生きることができてるのでこの因果 関係に答えはないんですけど答えがない ことを考えることに意味が僕はあると思っ てい てだから今回関心領域っていう映画を見て 壁の向こうのことは向こう側こちら側の ことしか関心がないっていうのはやっぱり 視野が半分ぐらい狭くなってるわけなんで えそれではえっといろんなことについて 考え巡らせることもできないと思うんです よねだからあの関心領域で描かれたこのえ 関心領域の主役はあの家族ではなくて壁 だって僕は言いましたけどこの壁を1回 取っ払ってですねその向こう側を想像し みるというところをえその視点さええ人類 がえ失うことなく考え続けることができた ならもしかしたらもうちょっとマシな未来 をえ歩むことができるのかもしれないなと 僕は思いましたちゅう話ですね [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] はいJA

この動画は【5/26のライブ配信】からの切り抜きです。全編はこちら → https://youtube.com/live/rgdUwsRiGWI

5月26日のYoutubeライブはアカデミー賞で話題になった映画「関心領域」が5月24日に公開されるので《ナチス・ドイツ映画特集》でした!

ナチスドイツを題材にした映画は数え切れないほど多いです。
今回はその中でも《視点》ごとに5本のおすすめ映画を語りました

その1:子どもたちの視点 「ジョジョラビット」

その2:ナチス総の視点 「ヒトラー最後の12日間」

その3:加害者たちの視点「ファイナルアカウント 第三帝国最後の証言」

その4:強制収容所の中の視点「アウシュヴィッツの生還者」

その5:強制収容所の外の視点「関心領域」

この5つの視点から《ナチスドイツ》について考えていこうというのが今回のライブ配信のテーマです。
人類史最悪の歴史と呼ばれるナチス・ドイツという現象を戦後80年たった今、映画を通して考えてみてはいかがでしょうか。

< チャプター >
0:00 はじめに
4:17 何がすごいのか
15:51 上級者向け
18:23 壁の中と外
24:29 まとめ

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孤高の映画研究家・なすお館長が立ち上げた、映画の“おもしろがり方が拡がる”コンセプトに、映画の紹介、解説、考察、レビューなど、独自の切り口から映画を紐解く、生放送の番組です。
映画を観るだけでは物足りない、そんな<映画狂い>の人と一緒に映画に狂っていくライブ配信を放送しています。

#アウシュヴィッツの生還者 #関心領域 #ナチスドイツ #映画レビュー