誰も見ない良作!映画「フィリップ」解説│発禁から60年後の映画化!73才の監督長編デビュー作 #moviemoving

[音楽] フィリップの話をしていきたいと思います え6月21日公開されてましてま公開から 今1週間経ったということなんですけども ま見に行ってる人がほとんどいいないと いう結果になっているんですがえこの映画 ね良かったですでどんな映画なのかと言い ますとえ1941年第2次世界対戦中のえ ワルシャワゲットで暮らすポーランド系 ユダヤ人のフィリップある日え銃撃にあっ て恋人結婚予定の恋人を目の前で殺されて しまうとでそして2年後ですねフィリップ はえ自分自身をフランス人と偽ってドイツ のフランクフルトにある高級ホテルの レストランでウェイターとしてえ働き ながらナチス商工の夫を戦場に送り出した 孤独なえ国に残ってる奥様たちをなんとし ていくと次々に誘惑していくということで ナチスに対しての復讐を果たしていたとで え嘘で塗り固めた生活を送っているんです けどもだからえユダヤ人なのにフランス人 って嘘ついてるわけなんでえフランス人と 偽ってるんでねでそんなフィリップは知的 で美しいドイツ人のリザっていうえ女の子 にえ出会うんですという話なんですねこれ ねなんとねこれ実はなんですよ実はえこの 映画の評価行きたいと思うんですけど こちらですねえかなりおすすめ4つです4 つだからえ今回紹介しライブ配信で紹介し たアのこととかえっと蛇の道よりもま僕は 面白いと思ったんですよで先日僕 YouTubeのライブ配信でナチス映画 ドイツ特集っていうやつがやったんですよ でもうそのえ準備の段階の2週間ぐらい ずっと僕ナチスドイツの映画ばっかり見て たんですよばっかり見てたんですけど かなり見たんですけどその中でもこの遅れ て公開されてやってきたこのフィリップ フィリップはですね今まで出てきたナチス ドイツテーマの映画とは一戦を確する全く 新しいタイプの映画なんですよで面白い です何が面白いかっていうのをえ今回話を していきたいと思いますけどでえこの映画 はねえ何が良かったかと言とですねえ ナチスドイツっていうのはですねえ になった時にですねナチスドイツを描こう と思ってナチスドイツは悲惨あえひどかっ たとかえユダヤ人はこんなひどいことを 受けていたとかっていうのを伝えようと いう映画が多い中でですねこのフィリップ という映画はですね何が違ったかと言うと 完全に戦争とかナチスドイツっていう存在 は舞台装置になってるでです よ舞台装置としてえ存在してるとどういう ことかというともうナチスドイツとか戦争 とかっていうのを描きたい映画なんでは なくてこのフィリップの人間ドラマに注目 してもらいたいということでたまたま舞台 がえ戦争とかナチスドイツだったという 使い方をしてるんですねこの絵がね普通ね 皆さんね多分ね見ないと思うんですよ見 ないえフィリップ見ない皆さんはえっと皆 さんね今このYouTubeライブ見て くださってる人たち多分フィリップ見 ない見ないなんですけど見てほしいとして はえこれなかなか見に行くタイプの映画 じゃないと思うんですよなかなか なんですけど今回はあえてお勧めしたいと このフィリップの見所話していくとですね え発見処分から60年越しの映画家という ことになっておりましてえポーランドの 作家であるえレオポルドティルマンドさん ていう人が自らの体験機え実体験をもにえ 196年だから戦争が終わってえしばらく 経ってから10数年経ってから1961年 に発表した本フィップっていう本なんです よタイトルそのままなんですけどそれが 発表されてすぐに発見処分になると発見 処分になってでえ存在しないことにされて いたという本が60年経って今の世の中に 映画になっているというのがこの フィリップていう本なんですよフィリップ の良かったよってところもうちょっとお 話していく とはいえっとデビュー作にしてエルギシの 加速ということでえこちらですねえっと このえフィリップの映画を撮った映画監督 はですねえっとミウミウクフフィエチス キっていう人なあのポーランド人の監督な んですけどこのポーランド人の監督は元々 ね長年ねテレビのプロデューサーとして やっててテレビのをしてたとでなんと73 歳なんですよ今73歳にして映画に初めて デビューすると長編映画初めてデビューし たっていうのがこのフィリプっていう映画 なんですねで73歳のデビュー作なんです よそれが60年前に発見処分を受けた映画 なんですよそれだけでももうおもろいん ですけど皆さん見ないと思うんですけど はいこれはね73歳のえっとデビュー作と は思えないぐらいですねこのフィリップっ ていうのはねえあすでもお話ししたように フィリップが次々とそのドイツのえっと 偉いさんの奥さんをえ誘惑していって えっと朗reprさせていくという話なん ですけどエロいんですよめっちゃ感能的な 映画なんですよ描写がもうものすごく なんかあのエロチックでですねなんか見て てなんかドキドキするようなシーン いっぱいあるんでえカップルで見に行くと か夫婦で見に行くのはちょっと遠慮した方 がいいと思うんですけどまそれでさらに また見に行く人少ないんですよ少ないん です けどあのそのエッチな内容の映画をですね しかも実際にやった話を映画化してて エッチな内容なんですよだから実際にあっ た話なんですよそれをですねダンス ミュージックみたいな音楽で演出しながら カメラのカットの切り方から追いかけ方 からカメラワークですねカメラワーク全般 からそのレイアウト画面のレイアウトで そして式 この赤のシーンもそうなんですけど画面の 色彩全てが高次元全てが高 クオリティその辺の監督には取れない レベルのかっこいい映像かっこいい音楽 かっこいいきっちりした綺麗なカメラ ワークそしてテンポがいいとAがずっと 飽きさせないぐらいのテポがいいとで事件 が発生したと思ったらちゃんとこの緩急を つつけるというかねこのえちょっと リラックスするようなシーンがあってまた ちょっとエッチなシーンがあってちょっと ドキドキしたと思ったらまた落ち着かせて またひどいことが起こったりとかするこの 緩急のけ方もすごいとだからこのは映画と してかなり面白いところまで行ったとえ僕 は思うんですねで え肝心のこのフィリップの物語の見所なん ですけど孤独な男の克服えトラウマ克服 ドラマだったんですよそこがねこの物語の 主軸になっているとえ物語の主人公のフィ リップっていうのは目の前で結婚する予定 だった彼女を殺されてしまうんですよ ナチスドイツに殺されてしまうとで自分を えっとフランス人と偽ってえドイツの えっとえ高級ホテルで働いてるという人な んですけどもその自分の名前とか存在人種 っていうのを偽ってフランス人だと言って えホテルで働いてるということはですね 本当の自分を隠していけるということは ですね本当の自分を殺して生きてるという ような解釈にこの映がなってるわけですだ からフィリップっていう人物は同じフィ リップっていう名前は変わってないんです けどこの人ね自分の存在を殺して別人に なってるということがあるから本当の自分 を見失ってるんです本当の自分は何を求め ていて何をしたいのかえこれからどういう 風に生来ていきたいのかえ自分のこれから はどうなるのか自分はどうしたいのかそれ が実際この人には分からないんですなぜ なら自分本当の自分を殺して生きてる人だ からなんですよその本当の自分を愛して くれる人が現れるんですねその愛して くれる人のおかげで本当の自分を愛して くれる人のおかげでこのフィリップという 男はですね悲しい人生を背負ってるんです よ恋人を目の前で殺されてしかも えげつない殺され方するんですよそれでも トラウマをきあの背負ってですね俺はもう ね一生自分の本当の自分では生きていか ないと誓った男がですね愛する女をね 見つけてしまったためにですね本当の自分 になれるのかどうかというところがこの 映画のもストーリーの見所なんですよなん ですで嘘の自分で生きてきてこれからどう なっていくのかこれはどういう風な展開に なっていくのかというところで行くとです ねえ去年の年末にやってたえっと杉崎花 さんが主演の一子っていう映画があったん ですけどあれにめちゃめちゃ似ててですね いこもですねちょ存在しないことになっ てる子なんですけどその存在しないことに やってること主人公の男の子若ば龍がやっ てる男が結婚しようとしたらその女の子は 逃げていってしまったという話なんですよ それを追いかけていくと本当の自分は何な のか存在してはいけない存在というテーマ になってるとでこのフィリップというのも 同じでですねこのフィリップっていうのは これユダヤ人本当はユダヤ人なんで存在し てはいけないんですけどえフランス人と 自分を偽ってえやってるということでです ねいことすごく近いテーマをやってるん ですけど言うなればですねこうかっこよく てものすごくスタイリッシュに取られた エッチなイチ子みたいな映画だと思って くださいエッチなイチ子だと思って見た時 にやっぱりえ楽しみやすいていうかこの映 が理解しやすいと思います [音楽] [拍手]

この動画は【6/30のライブ配信】からの切り抜きです。全編はこちら → https://youtube.com/live/9Ll9mgOZawE

6月30日のライブ配信は《6月公開映画まとめてレビュー》でした!
毎年のことではありますが、
日本では夏場の映画がおもしろくありません!!!笑

なぜなら、夏休みシーズンを狙った子ども向け映画やエンタメ映画が劇場を制圧してしまうからです。

しかし、その直前の6月にはおもしろい映画が多い!ということで
今回のライブ配信では6月に公開される映画5本をまとめてレビューしていきます!

< 語る映画の予告動画まとめ >
映画『チャレンジャーズ』予告編 2024年6月7日(金)公開

映画『あんのこと』予告篇 6月7日(金)公開

映画『蛇の道』本予告(60秒)【6月14日(金)公開】

<6/21(金)公開>映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』90秒予告

劇場アニメ「ルックバック」本予告【6月28日(金)全国公開】

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孤高の映画研究家・なすお館長が立ち上げた、映画の“おもしろがり方が拡がる”コンセプトに、映画の紹介、解説、考察、レビューなど、独自の切り口から映画を紐解く、生放送の番組です。
映画を観るだけでは物足りない、そんな<映画狂い>の人と一緒に映画に狂っていくライブ配信を放送しています。

#フィリップ #ナチスドイツ #最新映画