【下期、日本株のポテンシャルは】阪上亮太氏/日経平均株価は4万5000円も狙える/まだ米国株を追随しただけ/日銀短観サプライズ/ソフトウェア投資・IT投資強い/円安メリットも/消費回復と為替安定が鍵に
さてこっからはゲストをお招きして注目 テーマについてじっくり深掘りしていき たいと思いますそれで本日のゲストをご 紹介しますシティグループ証券の調査本部 副本部長で株式ストラテジストの坂上亮太 さんです坂上さん今日もよろしくお願いし ますよろしくお願いしますさて坂上さんと 深掘りしていく本日のテーマこちらになり ます下木日本株のポテンシャルということ なんですけどマーケットはなかなかなか 強かったですねまこういう強い時にですね こうあの市場関係者の中でも坂上さんは 特にポジティブに色々こう強気に見て いらっしゃる方という評価をさせて いただいておりますのであの前回ですねお 越しになった時これ6月11日だったん ですけどもはいまだレンジ相場ですとただ これが7月に入ると夏場になると状況は 転換点が来ると思いますということを おっしゃっててです来ましたかねそうです ねま現状はまだ米株に対しての出遅れの 修正みたいなですねところが大きいですの でそのま今日お話ししたい日本株の ポテンシャルをこうすごい評価して上がっ てるっていう感じまでは言ってないと思う んですねただねその時にこういくつか条件 を上げていただいた中の1つとしてこう いう1つこう見えてくるものとしてあの 単価がそうですね1つのシグナルになるの よっていう話をしていらっしゃってそう ですねはい今日その話もしていただけるん ですそうですね今日はそのお話を中心にと 思ってるんですけれどもあのやっぱりこう うん現状の認識としてま米株部にこう追随 して上がっていくっていうのはまもちろん あのあるんですけれどもやっぱり日本独自 の材料が必要でじゃすると日本企業の軽協 感だったりあるいはその日本の内需がどう なってくるのかっていうのがま今後の日本 株がま上昇できるかどうかのドライバーに なるとでえまその意味ではその7うんの 追立に出てくるま6月単管っていうのはま 日本企業のこう様々な計画ですとか軽業感 をこう図る指標になりますのでま重要じゃ ないかっていう風にこう見ていたわけなん ですけれどもま今回出てきた数字見るとま この下期の日本株やっぱり強気に見ていて いいんじゃないかっていうですねまそう いう材料がまいくつかあのま見られるま そういう結果だったと思いますねあの おそらく3つぐらいあの分けてお話 いただけるんじゃないかなと思ったりする んですけどちょっとまずどういうりがこう 見えますかこの日本あの企業を巡ってです ねそのですねそうですねはいままず1つは ですねこの単管サプライズってのは付けて ますけれどもこれはその前回の調査時点で 企業が先行きこうなりますよって言ってい た数字あの状況がこう良くなるとか悪く なるとかですねこうなりますよって言って た数字と実際の その今の状況ま感ですねこれの差んですね のでま企業が3ヶ月前に思ってたのと実態 とを比べてみたらえより良くなってるのか 思ってたより悪いのかっていうのを示す 指標になるわけなんですけれどもまそれで 言うとこう非製造業ま非常にこう大幅な プラスになってますし製造業は一時こう 思ったより悪いって状況が続いてたんです がこれがやっぱりプラスに浮上してきて いるまつまり企業を取り巻いている環境は ま企業がこう考えてるよりも好調が続い てる特に非正増量を中心にっていうですね ことが示されてますのでま当然その株式 市場にとってみるとえま経済のま実態ま 試合が悪くないとまいうことを示してると いうことだとは思いますねあの今こういう 7月のままた前半の方ですけどこれ後半に なってくるとこれからあのま3月決算会社 の第1クターのあの市販期決算とかも見え てきますよねそういうところにこういう のって繁栄しくなんか視察のものってあ るってことあの決算に対しては決算でま 注目されるのはあの今度はアナリストの 予想と実際の数字がえまポジティブ サプライズ上れなのか下振れなのかって いうことになるわけですが実はその アナリスト予想のそのに対する決算の サプライズとこの単管サプライズってのは 結構似たような動きするんですよね やっぱり企業が思ってたよりもいい状況の 時っていうのはアナリストが思ってるより もやっぱりいい結果が出ることが多いいう ことですよねですのでまこのことが示唆し ているのは次の決算もま上れの多いえま高 決算になる可能性が高いということだと 思いますねなるほどこれま1つこの単管 サプライズというもので測ることができ るっていうのがちょっと1つ目ですねはい そうですねちょっと2つ目ちょっとあの もうまたどういうものが見えてくる でしょうはいで今度単の中で出てきている 2024年度の設備投資計画ですねま企業 がどれだけ設備投資しようと思ってる かっていう数字なんですが実はあのこの 設備投資計画の数字っていうのはあの3月 調査の段階からも公表されてますのでえま 前回もえまこの数字はあったんですけれど もただ3月調査のえっと数字っていうのは 3月のまだその古い期が閉まる前の段階で 企業に聞いていますので企業の方もなんか 答えにくいと言いますかちょっと仮置き みたいな数字を大体答えるわけですねで 今度その6月調査になるとま木もしまって じゃあ新年度っていう中でま実体に近い 数字を企業が報告をしますのでまこの6月 調査での設備投資計画っていうのはま今 年度のその設備投資がどうなるのかって いうのを見る上でま結構こう重要な指標に なってくるんですけれどもま今回ですね えっと全産業金融機関除くベースで見ます とま10.8増とえというま数字になり ましてえっと前回よりも5%以上情報修正 えされていますでまこれまでもあの インフレもありますので名目ベースでの 設備投資っていうのはあのまコロナ禍の後 をですねこう回復はしてきたんですけれど もまさらにそれがこう加速するようなえま 数字が示されたとえという格好になって ますでえっと内訳見ますとやっぱり非常に 強いのはあのソフトウェア投資まIT投資 ですねこれの計画は非常に強くてえっと 同じベースの数字で見ますと今回 14.8%増とえという数字が示されてい ますのでえま非常に強いなとでやっぱり 背景としてはですねこうよく言われますま 人手不足っていうですねま状況がある中で ま企業再度としてもやっぱ効率化を図って いかなければいけないとえというのがま あるまそういうこう状況のもでま本格的に ま効率化のための投資が出てきていると いうのがソフトウェア投資ま増加の背景な んだと思いますしま当然ですねその インフレ的になってきていますからが企業 もあんまりこうジャジにキャッシュ持って ても仕方がないですからやっぱりそれを 使って投資をしようっていうですねまそう いう意欲もま出てきているのかなとえと いうことをですねでそうするとま設備投資 はえ当然その内需の非常に重要な柱の1つ になりますからまこれのその回復というの がま見えてきたっていうことはまこの下期 にかけてのえ日本の内需回復ま日本株を 取り巻く環境が良好であるということを 示すんだと思いますでちなみにま ソフトウェア投資が強いっていうことに なりますとあのまセクターで言えばま当然 素直に言えばITサービスにとっては やっぱりプラスのえま影響が出やすいと いうところでまITサービス関連の銘柄ま こうずっとえ着実にパフォーマンスは 上がってきていてえるんですけれどもま このEPSにま沿ってこう株価動いている まその意味ではそんなにこう過剰な期待が 入った株価の位置にはなっていない中でま この業績の方もこういった投資の強さって いうのを背景にまだ伸びていくということ になるのであればま株価のま上昇余地も 大きいのではないかとえというところでま ちょっとこうセクターとしても注目できる セクターになるかなという風には考えて ますあの前回あの先ほども言いましたよう に6月11日前回ご出演いただいた時にこ レンジの相場を抜けて日本がま言ってみれ ばアメリカバナレなのかそこのさらにこう 強くいくためにはやっぱり設備投資がこれ がしっかりえこの意欲があることを確認し たいとおっしゃってましたけどもそれが 確認できてるというのがここのえま単と いうことになるということそうはい なるほどでまあとはま消費の回復ですよね だからこれが揃ってくれば本当のもう内需 回復っていう話になってくるんですがま こちらはあの残念ながらまだ実質賃金今月 出てきた数字もえマイナスて2月連ですか ねそうですねでこれがま私の予想では来月 か足とも再来月出てくるデータですねなか 8月の第1週か9月の第1週出てくる データでえ実質賃金のプラス転換が確認 できるんじゃないかという風に考えてます のでそこからさらにこう日本株勢いがつく かなという風には考えても盛りえそういう な過去でより幅広く株式の人気が広がり やすいっていうことになってくるこれが やっぱり夏場ということになるということ になるわけですねえわかりましたえっと もう1回あのこちらの単に戻ってですね 何かこう気になることっていうのはあり ましかそうですねあのもうよくこう一般に も言われてることですがあのま企業がです ねこう人が足りないとかですねえ設備も 足りなくなってきたとかっていうような声 ってのはあるんですけれどもまそれも やっぱり今回の単管でまより鮮明に出た形 だと思うんですねま雇用人判断っていうの は企業に対して人が足りてるか足りてない かっていうのを聞いてまこれがマイナスが 大きいほど足りてないって答えてる企業が 多いことを意味しますとでまこれもう大幅 マイナスですよねで先行きもさらに下がる 形でえっと一方で設備判断DIまこれ設備 について同じことやってるんですがこれも もうマイナスに入ってきていますのでま その意味ではあ企業はですね人も設備も 足りませんとえという風にま言ってるわけ ですねでま人が足りないとかですね設備が 足りないっていうのはなんかこうちょっと 悪く捉えられることもあるわけですえなん かビジネス機械を意てるみたいなですね 感じでこう捉えられることもあるわけです けれどもうんまよくよく考えてみるとじゃ 企業に対して人が足りてますか足りてませ んかってあの聞いた時の答える側はですね その何を基準にじゃ足りてる足りてないっ て言うかというとやっぱり彼らが想定する 需要ですよねだこれだけ物作りたいんだ けど人が足りてないっていうまそれが えっと答えになってるわけですからという ことはその需要と供給のギャップが 引き締まってるはいはいことをま意味し てるわけですよねうんですのでこの雇用 判断DIと設備判断DIこれ雇用の方から 見た受給のギャップでそれから設備の方 から見た受給のギャップじゃこの2つ合成 すると結局いわゆるマクロでGDP ギャップとかですね受給ギャップって言わ れる経済全体で需要と供給能力どっちが 多いかっていうことをま意味する指標に なってくるということで言うとこのマイナ スっていうのが示唆しているのは今の日本 はえっと需要よりもあ供給よりも需要が 超過した状態っていうのをになってきて いるということを示唆していますとで うんうんうんそうだとするとですね一般的 に需要の方が大きい状態物がたくさん 売れる時っていうのは値段を上げやすい わけ売り手の方が当然のことだけどあのこ が大きくなるというかそこの立場が上に なるということですねそういう有利になる ことですになるとなので企業からすると なかなかこうコストが上がっても価格転嫁 できませんよみたいな声ありますけれども もう日本全体で見ると除去しまってるわけ ですからやっぱり価格添加がしやすい環境 になってきているはずですしま実際価格 転嫁をやっぱり進めてきているんだと思う んですねまですのでそのこの1年とかで 考えるとま為替があれだけ円安になったの で製造業はあま色々恩恵がありましたと ものもたくさん売れましたっていうことが ま言われる一方で非製造業は円安でコスト が上がって苦しいであるとかえま円安は うんデメリットだっっていうような話が 多いわけですけれども実際にですねその非 製造業のえ売上高経常利益率の動きなんか をですねこう見てみるとあの意外と改善が 続いてるんですよねここからずっとですね この えあの青い方ですかねでこれずっとこう 改善していってますとえという形になって いましてまそういう意味ではそのやっぱり こう企業の価格転がしやすい環境の中で ちゃんと値上げをやってえっと利益 マージンを拡大させるっていう動きが出て きているで先ほど申し上げたようにその 単管の人が足りない性備が足りないって いうまその不足感がえっと強まっていくの に従ってやっぱ売上げ高経常利益率がこう 改善していってるとまいう動きになってい ますからまその意味ではですねあのこう 受給が閉まる環境化で企業はマージを改善 させているでマージが改善してい るっていうことはまなかなかその アナリストとか市場の予想でマージの改善 って織り込みにくいですのでうんあのま 結局決算見てみたら思ってたよりも利益が 出てるなっていうですねまこういう姿に 繋がってくるとえということでまこれも あのま日本株にとってのまプラス材料と いうことになってくるだろうと思いますね また1ヶ月前におっしゃっていたこの利益 マージンの改善によるまROEも上がって くるこういうような傾向にま白者がかかっ てくることになるとが出てくるということ なんだと思いますねあの先ほど1番最初に 申し上げましたようにあの坂上さん あるいはこうグループ紹あのこう日本株に ついて基本的にこううんまポジティブに こう捉えていらっしゃってあのここまで来 て坂さんのところは1あのまここからの あの高値は4万5000円もありベシて いうことをおっしゃっていらっしゃるこう いうあの今の状況というところをこうやっ ていいなこううん条件とこう見比べてみて ですねどうなんでしょうあの順調に進んで るっていう感じなんですかそうですね順調 に進んでると思います私のあのま他の方が どういうこうロジックなのか分からない ですがあのまアメリカ株と連動するま外の 要因次第で日本株が動く限りはいいところ だろうなという風に私も思ってますでただ あの今回に関して言うとま今までのずっと 続いてきたようなもう外の要因だののの 日本株っていう状況がちょっと変わって くる可能性があるんでそれがそういった その内需の回復であったりとかえそういっ た企業のマージンの改善っていうことに なってくるでそれがま言えば外部要因に こう追加されるので日本株は上に行くま ポテンシャルがあるんじゃないかというの がま我々の考え方ででその意味ではご質問 に対してということで言うとま今回の単価 などを見るとですねまそのま我々が考えて いるようなシナリオま日本独自の材料が この下木以降の日本株のま牽引役になるん じゃないかっていうことをま買見れるです ねまその可能性ポテンシャルを買見れる ような材料がまあったなとえというところ でまその意味ではこう順調にま進んでると いうことだと思いますしまあとはやっぱり 消費ですよね消費ですよねなんかそういう 意味から言うと先ほどの話もあったように 実質ねま所得というかそちらの方が賃金が こうやって上がってきて実際にね高くなっ てということをあの見してもらう必要ある ということですそうですねま2段階ですよ なから実質賃金がちゃんとプラスになるの かどうかっていうところとそれによって 日本人がちゃんと消費を増やすのかどうか でそこの2段階クリアしなきゃいけない ですのでまちょっと設備投資とかよりも ですねあのま不透明感があるというところ でまこれが確認できれば本当にもうあのま 考え通りと言いますかまよりこう強気に 望んでいいのかなという風には考え うんあとはま為替の安定ですかねあそう ですねまこれはあの申し上げてるんですが やっぱり為替がこうどんどんどんどん円安 すっていうことになるとまどうしてもです ねあの海外の投資家ドルで投資している 投資家からすると日本株買いづらいって いう話になってきますのでま西銀も何か やるんだったらまそろそろ為せもまピーク つつけるとえという見方が出てきてます からまこのままですねえっと為替が 落ち着いてくれればまそれも日本株にとっ てみるとま支援料ということになると思い ますえ今日はシティグループ証券のえ株式 ストラテジスト坂太さんにお話を伺いまし たさん今日はここまでどうありがとう ございましありがとうございました
【画面に表示される株価や指数等の数値は2024年月7月9日放送時点のものです】
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「下期日本株のポテンシャル」
解説:シティグループ証券 阪上 亮太氏
聞き手:日本経済新聞 守田 正樹氏
〈目次〉
00:00 強い日本株・まだ米国株を追随しただけ
01:33 下期の日本株・独自の材料が必要
02:38 短観サプライズ・経済の地合い悪くない
04:49 設備投資計画は高い伸び
06:13 ソフトウェア投資・IT投資が強い
07:30 ITサービス関連銘柄バスケット
08:37 あとは消費、実質賃金のプラス転換は
09:37 企業は人も設備も足りない・良い面も
10:59 企業が価格転嫁しやすい環境にある
12:10 円安の進行:非製造業にメリットも
13:20 マージンの改善も日本株強気材料に
14:17 高値4万5000円も狙えるポテンシャル
14:52 外部要因頼みから独自の好材料がけん引
15:45 消費回復と為替安定で日本株はより強気に
▼マーケット展望▼
・木野内 栄治氏(大和証券)
・黒瀬 浩一氏(りそなアセットマネジメント)
・井出 真吾氏(ニッセイ基礎研究所)
・武者 陵司氏(武者リサーチ)
・池水 雄一氏(日本貴金属マーケット協会)
▼金融経済解説▼
・園部 鷹博氏(セゾン投信 社長)
・永濱 利廣氏(第一生命経済研究所)
・安藤 聡氏(金融経済教育推進機構 :J-FLEC)
・ 深野 康彦氏(ファイナンシャルリサーチ)
▼新NISA▼
・頼藤 太希氏(Money&You)
・代田 秀雄氏(三菱UFJアセットマネジメント)
・小林 亮平氏(バンクアカデミー/BANK AKADEMY)
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