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藤竜也、「ようやく50年前のお礼が言える」ジャパン・カッツ『特別生涯功労賞』受賞



藤竜也、「ようやく50年前のお礼が言える」ジャパン・カッツ『特別生涯功労賞』受賞

森山未來が主演し、藤竜也、真木よう子、原日出子が共演する近浦啓監督の第二作目『大いなる不在』が、7月12日よりテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。このたび、ニューヨークで開催されている北米最大の日本映画祭“ジャパン・カッツ“(7月10日~7月21日)で藤竜也が特別生涯功労賞を受賞。藤は英語でスピーチしました。

満席で埋められた会場の中、大きく温かい拍手で迎えられ登壇した藤は流暢な英語で「こんなに素晴らしい賞を私にくださり、ありがとうございます」と感謝を述べました。

そして、50年前大島渚監督の『愛のコリーダ(In the Realm of the Senses)』の際にNYを訪れた当時を思い起こしながら次のように語りました。

「我々は上映のためにリンカーンセンターに行ったわけです。ところがとても残念で悲しいことに、本編の検閲の問題で上映が出来なかった。私たちはとてもがっかりしたし、犯罪者か何かになったような気分でね。ともかくそれから50年経ったいま、私はここにいて、こんな素敵な賞をいただいた。私が一番驚いたのは、メトログラフシアターでその映画が上映される。50年を経てようやくお客様にお礼を言えます。本当に時間の経過を感じます。映画って素晴らしいし、人生も本当に素晴らしいものです。ありがとうございました」

心動かされた観客による割れんばかりの大きな拍手を受けました。

*再婚後認知症となった父との再会*

本作品は、森山未來、藤竜也の圧倒的演技が際立つサスペンスヒューマンドラマ。

幼い頃に自分と母を捨てた父が警察に捕まったとの報せを受け、卓(たかし)は久しぶりに妻(真木よう子)とともに父の元を訪ねますが、そこには認知症で別人のように変わった父の姿が。そして父の再婚相手の義母(原日出子)は行方不明になっていました。いったい何が起こったのか、卓は調べ始めます・・・。

『大いなる不在』は、7月12日(金)よりテアトル新宿、TOHO シネマズ シャンテほかで全国公開されます。

*[作品情報]*
『大いなる不在』
監督・脚本:近浦啓 共同脚本:熊野桂太
プロデューサー:近浦啓 堀池みほ
出演:森山未來、藤竜也、真木よう子、原日出子 ほか
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
特別協力 北九州フィルム・コミッション
製作:クレイテプス
配給:ギャガ
2023 年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/133 分
©2023 CREATPS
映画公式 HP: https://gaga.ne.jp/greatabsence/

●森山未來、「ジャパン・カッツ」でCut Above(カット・アバブ)賞
「ジャパン・カッツ」塚本晋也と森山未來が登壇決定
https://www.fy7d.com/2024/06/06/森山未來-ジャパン-カッツ-でcut-above-カット-アバブ-賞/

●藤竜也、『愛のコリーダ』等の功績称え『特別生涯功労賞』『大いなる不在』
https://www.fy7d.com/2024/06/05/藤竜也-愛のコリーダ-等の功績称え-特別生涯功労賞-大いなる不在/

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