石原さとみ、娘を演じた子役と再会、“夫婦”で感涙 「大きくなったね」 公開後の反響も明かす

俳優の石原さとみさんが5月30日、東京都内で行われた、公開中の映画「ミッシング」(吉田恵輔監督)の舞台あいさつに出席した。劇中で失踪した娘・美羽を演じた有田麗未ちゃんがサプライズで登場すると、夫を演じた青木崇高さんとともに感極まって涙した。

 有田さんが扉から登場すると石原さんと青木さんは顔を明るくし、“娘”をセンターに招き入れると、思わず感涙。青木さんが「森下家としてはこの瞬間を待ち望んでいた」と声を震わせると、石原さんも「大きくなったね~」と目を赤くする。2人は有田さんの目線に合わせてかがむと、有田さんのほっぺや頭をなでたり、手をつないだり、家族の再会を噛み締めた。“両親”に挟まれた有田さんは「お父さんとお母さんにずっと会いたかったからうれしいです」と声を弾ませていた。

 さらに有田さんから2人の似顔絵がプレゼントされる一幕も。受け取った石原さんは「いやもう本当にうれしい。たまらないです」と大喜びで、飾る場所は「一旦考えなきゃいけない。危ないですね、日常が」とイラストを目にする度に涙する可能性を考えて熟考した。

 吉田監督によるオリジナル脚本の同作は、娘の失踪事件をきっかけにマスコミと世間の声に翻弄(ほんろう)される母親とその家族を描く。石原さんは出口のない迷路を彷徨い続ける母親・沙織里を演じ、2022年に第1子を出産したあと、1年9カ月ぶりとなる演技に挑んだ。

 公開から約2週間。石原さんは多くの感想が寄せられている現状を紹介した。「いままでにないくらいの感想量。これまで友達はあるけど、今回は友達の友達、家族の同僚とか知り合いとか伝言をもらって、すごく反応が濃いですね。同業の俳優さんからもメッセージをいただいてうれしい」と明かした。

 また、「結婚して子どもできる前、ドナーカードに◯(まる)をつけた。その経験が初めてで。子どもができたとき、その◯は大きな意味を持っているなと思う」とし、「この作品を機にいろんな捉え方が変わった。流れているニュースの向こうにいるご家族のことを想像するようになったし、この作品をきっかけに当事者意識や想像力がとても勉強になりましたね」と語った。

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