検査キットが足りない! 新型コロナ半年ぶりに「感染拡大注意報」発令 マスク着用・換気や咳エチケット徹底を=静岡
梅雨が明けた静岡県内では、新型コロナの感染が拡大しています。県は7月19日、半年ぶりに「感染拡大注意報」を発令。クリニックには朝から多くの発熱患者が訪れ、対応に追われています。
「今朝は何度?」「37℃くらいで…」
浜松市中央区の小児科チルドレンクリニックです。診察開始と同時に、発熱を訴える子どもの来院が相次ぎました。
<チルドレンクリニック 辻徹院長>
「うっすら線が出ているのでコロナ陽性です」
一方、こちらの女子中学生は発熱とのどの痛みを訴え、クリニックを受診しました。
「お母さん、一応今日の結果は反応出てないね」
「よかった」
「でも必ずしも100%ではないので、結果が。周りが流行っているので、これが『偽陰性』という可能性もあるので」
19日の検査結果は陰性だったものの、感染の疑いを捨てきれず、経過を見てほしいと伝えました。医師がそう心配するほど、新型コロナは急激な拡大を見せています。
静岡県によりますと、7月14日までの1週間に報告された感染者数は、1医療機関あたり9.81人で、1週間の感染者数は8600人と推計しています。感染の拡大を受け、県は19日、約半年ぶりに「感染拡大注意報」を発令しました。
<静岡県感染症管理センター 後藤幹生センター長>
「2024年も8月下旬、お盆明けに一番のピークが来るんじゃないかと考えています。感染対策については県が注意報を出した時点で1ランクシフトを上げて欲しい」
感染の急拡大で心配されるのが「検査キット」の数です。
<チルドレンクリニック 辻徹院長>
「資材に関しましては、検査キットを業者にお願いしても在庫がない状況になっていて、3社付き合いがあるが、どこも不足という状況」
厳しい暑さに加え、私たちの暮らしを脅かす新型コロナ。静岡県は、できるかぎりマスクを着用し、換気や咳エチケットを徹底するよう呼びかけています。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/1305767