「7月に急増」新型コロナ”再拡大” 松山の医療機関も対応追われる 夏休み「人混みでマスクを」【愛媛】 (24/07/25 18:53)

新型コロナウイルスの感染者が愛媛県で急増しています。県の最新の発表では県内ほとんどの地域で注意報の基準を上回っていて、医療機関が25日も対応に追われています。

ささき内科クリニック・佐々木憲二院長:
「特に今月の頭からはちょっと急増という形。コロナとかインフル、いわゆる発熱患者で言うと2~3倍位に増えた感じがします」

愛媛でも夏場に新型コロナの感染が拡大しています。松山市内の「ささき内科クリニック」でも発熱などの症状がある患者を診察。感染を防ぐため患者は車に乗ったまま問診や検査を受け、新型コロナに陽性だった場合はそのまま車内で薬などの説明を受けます。

このクリニックでは7月に入り新型コロナの患者が急増。多い時には1日に約150人が訪れ、去年9月の開院以来1、2を争う忙しさといいます。

佐々木憲二院長:
「去年の冬から正月の頃もだいぶ忙しかったんですけれども、現時点ではその頃に匹敵する位になっております。検査、結果説明から病状の確認、診察まで全部外で対応しますので、もうほぼほぼ診察室に戻ってこず走り回ってる状況です」

愛媛県によりますと、1医療機関あたりの新型コロナの患者は14日までの1週間で13.02人になり、前の週の2倍近くに急増。保健所別でもほとんどの地域で注意報の基準の10人を上回っています。まちでも感染の拡がりを実感する声が聞こえています。

女子大学生:
「大学の方でメールが来ました。コロナに気を付けてっていう。大学の授業でも公欠とってる人いるみたいです」

女の子:
「友達が『お兄ちゃんが体調悪いからコロナかも』みたいな。人混みとかでは一応マスクしてるんですけど、暑いから熱中症にならないように(してる)」

夏休みに入り人の往来が増えるシーズン。その対策は。

佐々木憲二院長:
「1つはできれば人混みの中でマスクをしていただくとか、あともう1つはちょっと調子が悪い時に無理をせず休んでいただく。熱中症と非常に見分けがつきにくい場合もあり医療機関に相談に行かれるとかですね」

佐々木院長は改めて感染対策への注意を呼びかけています。

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