トルコ、クルド武装勢力の空爆継続 防衛企業襲撃でPKK犯行声明

トルコはイラク北部のクルド人武装勢力に対し2夜連続で空爆を実施した。24日のシリアへの攻撃とみられる爆発、ソーシャルメディアからのCCTVの報道より。(2024年 ロイター)

[アンカラ 25日 ロイター] – トルコはイラク北部のクルド人武装勢力に対し2夜連続で空爆を実施した。

国防省は25日、反政府武装組織のクルド労働者党(PKK)の標的34カ所を攻撃し、多数の武装勢力を「無力化」したと明らかにした。

首都アンカラ近郊にある防衛大手「トルコ航空宇宙産業(TUSAS)」本社が23日襲撃されたことを受け、武装勢力への攻撃を続けている。

一方PKKは25日、TUSAS襲撃で犯行声明を出した。この襲撃では5人が死亡、22人が負傷した。当局がPKKメンバーと確認した実行犯2人も殺害された。

トルコの関係筋によると、情報機関はTUSAS襲撃以降、イラクとシリアでPKK関連の標的120カ所を攻撃した。

トルコや西側同盟国がテロ組織に指定しているPKKは40年にわたりトルコで武装攻撃を実施、これまでに4万人以上の死者がでている。

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