米ミシガン大消費者信頼感10月確報値、6カ月ぶり高水準

米ミシガン大学が発表した10月の消費者信頼感指数の確報値は70.5と、6カ月ぶりの高水準となった。2011年、シカゴで撮影(2024年 ロイター/Jim Young/Files)

[25日 ロイター] – 米ミシガン大学が25日発表した10月の消費者信頼感指数の確報値は70.5と、6カ月ぶりの高水準となった。9月の確定値は70.1だった。金利低下を背景に自動車など高額商品の購入環境が改善したことが背景とみられる。

市場予想中央値の69.0を上回ったほか、速報値の68.9からも上昇した。11月5日に控える大統領選で、共和党の政権奪還に自信を深める共和党支持者の間で最も上昇が顕著だった。

ミシガン大の消費者調査ディレクター、ジョアン・シュー氏は声明で、「来たる選挙は消費者の期待に大きく影響する」と言及。共和党支持者の間で7.8%上昇し、2月以来の大幅な上昇となったほか、無党派層も4.1%上昇と、1月以来の大幅な上昇となった。

一方、民主党支持者では1.3%低下。7月以来初めて低下に転じた。シュー氏は、共和党は大統領候補であるトランプ前大統領が民主党候補ハリス副大統領に勝つとの自信を高めているとの見方を示した。

1年先のインフレ期待は2.7%と、9月から変わらず。パンデミック前2年間の2.3─3.0%のレンジに落ち着いた。5年先のインフレ期待は3.0%と、前月の3.1%から低下した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab