10月30日の東京株式市場で日野自動車が反落し、一時10.6%安の418円まで下落した。写真は同社のロゴ。2017年10月、都内で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 30日 ロイター] – 30日の東京株式市場で日野自動車(7205.T), opens new tabが反落し、一時10.6%安の418円まで下落した。同社が前日に発表した決算が最終赤字予想となり、売りが先行している。午前9時52分現在、プライム市場の値下がり率第3位。市場では「依然として認証不正の問題への懸念が払拭されておらず、嫌気する売りが先行している」(国内証券・アナリスト)との声が聞かれた。
同社は29日、北米向けエンジンの認証問題に関連して2024年4─9月期決算に特別損失2300億円を計上したと発表した。25年3月期の連結業績予想は2200億円の最終赤字(前年は170億円の黒字)に転落する見込み。中間期、期末とも無配とす もっと見る 。
同社株は4月後半以降、400円台を中心とした推移が続いているが、「認証不正問題が落ち着くまでは、株価の反転は難しいのではないか」(同)という。
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