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今回紹介するのは、 記憶の技法 小学館文庫 という本です。
華蓮(かれん)は、偶然見た自分の戸籍抄本に不可思議な記載をみつけた。亡き年下の姉の存在。記録から消された実父母の氏名。自らの過去に疑問を抱いた華蓮は、隠された真実と封印された記憶を取り戻すため、旅にでる??。
記憶喪失癖のある女子高生が自分の出自を尋ねてゆくお話。
自分探しというのはしばらく前からの流行りのようなもので、そのブームにはいい加減飽き飽きって感じなのだけれど、そこは吉野朔実ならではの味付けがなされている。
主人公の自分探しに付き合ってくれる同級生の男の子が吉野朔実作品ならではの早熟っぽい感じが何とも言えません。
サスペンス的な展開もドキドキさせてくれます。
以上、興味のあるかたは、実際の商品をアマゾンなどでご確認ください。
今回は、最後までお付き合いありがとうございました。
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