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スエズ運河の座礁船 エジプト当局が調査開始(2021年4月1日)

エジプトのスエズ運河で貨物船が1週間近く座礁した問題で、エジプト当局が調査を始めました。座礁の原因や責任の所在が焦点です。

 地元メディアは31日、貨物船「エバーギブン」の調査が始まったと報じました。

 調査チームを率いるスエズ運河庁顧問のシェイシャ氏は、船の機器に問題がなかったか確認するとともに事故前後のすべての記録を収集すると述べました。

 船長の判断を最も重視するとしていて「いかりを下ろしていれば、座礁していなかった」と話すなど、手順通りの行動を取ったのか船のブラックボックスを解析する考えです。

 調査チームはブラックボックスを提出するよう要請したものの返答はまだなく、協力が得られなければ船を差し押さえるとしています。

 また、シェイシャ氏は「一般的な船主と運航会社の契約では、期間中の事故の責任は全面的に運航会社が負うことになる」とも語っています。

 調査は最長で4日かかるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp