2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、新たな大会エンブレムを発表し、最終候補の4作品から「組市松紋」をコンセプトとするA案に決まった。
 25日午前に開かれたエンブレム委員会(委員長・宮田亮平文化庁長官)の最終審査で委員21人による投票が行われ、1回目でA案が過半数の13票を獲得。午後の理事会では満場一致で承認された。A案は日本で江戸時代に市松模様として広まったチェック柄を、日本の伝統色の藍色で描いたもの。
 組織委は一般公募で集まった1万4599作品から複数の審査を経て4作品に候補を絞り、商標調査を済ませた上で公表し、国民からの意見を募集した。国民からの4万超の意見を踏まえてエンブレム委で最終審査を行い、採用案を決めた。

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