東京オリンピック・パラリンピックで、バレーボールなどの会場として東京都が整備した「有明アリーナ」の完成を記念する式典が開かれました。
去年12月に完成した東京 江東区の「有明アリーナ」は、東京都がおよそ370億円かけて整備し、ことしの東京大会ではバレーボールと車いすバスケットボールが行われる予定です。
2日は施設の完成を祝う式典が開かれ、東京都の小池知事が「トップアスリートの皆さんによる熱戦が、多くの人に感動とスポーツのすばらしさを伝えてくれると思う。施設が末永く愛され、利用されるよう協力をお願いしたい」とあいさつし、関係者がテープカットしました。
競技が行われる「メインアリーナ」は、広さがおよそ4100平方メートルで、大会の時は1万5000の観客席が設けられます。
式典には、地元の江東区民などおよそ4500人が招待され、バレーボールと車いすバスケットボールのデモンストレーションが行われると、選手たちの迫力あるプレーに大きな拍手が送られていました。
また、AKB48のメンバーがミニコンサートを行い、会場を盛り上げていました。
東京大会の後、施設は民間の企業グループが運営し、スポーツの国際大会やコンサートなどのイベント会場としても活用されることになっています。
小池知事「車いすバスケは大変人気のある競技」
東京都の小池知事は、IPC=国際パラリンピック委員会が、車いすバスケットボールを東京パラリンピックから除外する可能性があると警告したことについて、会場となる予定の「有明アリーナ」の完成式典のあと記者団に対し、「IPCと国際競技団体の間で協議を重ねていると聞いている。車いすバスケットボールは大変人気のある競技なので、しっかり話し合いをしていただき、ここの会場で熱戦が繰り広げられるよう関係者に努力をお願いしたい」と述べました。
引用:NHKオンライン
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200202/k10012269401000.html?utm_int=movie-new_contents_list-items_002&movie=true