東京五輪の開幕まで100日となった4月14日、東京都庁と高尾山をオンラインで結んだ式典が行われました。東京都の小池知事は「コロナを抑え込み、100日後に大会を開催する」と、開催への決意を示しました。
まん延防止等重点措置が東京都内に適用される中で訪れた節目の日、高尾山ではほら貝が鳴り響く中、山頂に五輪マークのシンボルが設置されました。一方、同時刻に東京都庁では五輪とパラリンピックのマスコット像がお披露目されました。マスコット像は幅2.6メートル・高さ約1.5メートルで、今後、大島町の元町港など都内の13カ所に順次設置される予定です。ただ、設置場所の1つとなる都庁の展示コーナーはコロナ対策で閉鎖中のため、像が公開される時期は未定となっています。
この日、都庁と高尾山山頂の会場をオンラインで結んで行われた記念式典には小池知事をはじめ、JOCの山下泰裕会長らが出席しました。東京五輪の開催100日前を迎えたことについて小池知事は「東京都は重点措置の期間で、この間にしっかりと皆さまの協力とともにコロナを抑え込んでいく。そして、そういう重要な期間を経て、皆さんと共に100日後に大会を開催し、その日のために練習を重ねてきた国内外のアスリートに素晴らしい大会を繰り広げていただくことを心から期待している」と述べ、改めて開催への意欲を示しました。