MOVIE

幼い少年を襲う容赦ない迫害や人間が持つ悪意を赤裸々に描く/映画『異端の鳥』予告編

発禁の書、半世紀を経て奇跡の映画化!戦争と人間の本質に迫る、美しくも残酷な異端の問題作!!『異端の鳥』。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で公開延期となっていたが、新たに2020年10月9日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショーとなることが決定!

第二次大戦中、ナチスのホロコーストから逃れるために、たった一人で田舎に疎開した少年が差別と迫害に抗いながら強く生き抜く姿と、異物である少年を徹底的に攻撃する“普通の人々”を赤裸々に描いた本作は、ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映されると、少年の置かれた過酷な状況が賛否を呼び、途中退場者が続出。しかし、同時に10分間のスタンディングオベーションを受けユニセフ賞を受賞し、同映画祭屈指の話題作となった。その後も多くの批評家から絶賛を浴び、本年度アカデミー賞国際長編映画賞のチェコ代表に選出、本年度のチェコ・アカデミー賞(チェコ・ライオン)では最多の8部門を受賞した。

原作は、ポーランドの作家イェジー・コシンスキが1965年に発表した「ペインティッド・バード」。ポーランドでは発禁書となり、作家自身も後に謎の自殺を遂げた“いわくつきの傑作”を、チェコ出身のヴァーツラフ・マルホウル監督が実に11年もの歳月をかけて執念ともいえる映像化を果たした。

この度、主人公の幼い少年を襲う容赦ない迫害や人間が持つ悪意を捉え、3時間に及ぶ驚異の映画体験を予感させる壮大な日本版予告編が解禁となる。

映像は、主人公の少年が大切そうにか弱いフェレットを抱え、息を切らしながら懸命に何者かから逃げようとする映画のオープニングシーンで幕を開ける。そして、次の瞬間、体当たりしてきたのは、彼と背丈の変わらない幼い少年だった――。

全編モノクローム35mmフィルムで撮影された映像は、残酷でありながらも自然にあふれた田舎の雄大な景観と見事に調和し、一コマ一コマがまるで名画のように美しく、非常に強い余韻を残す映像となっている。映像のラストで描かれる、その小さな手から鳥が放たれる場面の息をのむような美しさも印象的だ。地獄の旅路の果てに少年が見る風景とは――?
2020年10月9日公開

【関連記事・動画】
■[動画]発禁の書、美しくも残酷な異端の問題作/映画『異端の鳥』特報

■[動画]映画『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』予告編

■[動画]ナチスによるホロコーストを免れ、終戦まで生き延びたユダヤ人がいた/映画『ヒトラーを欺いた黄色い星』予告編

#異端の鳥#ステランスカルスガルド#ThePaintedBird

【最新アップロード動画】

【最近の人気動画ベスト5】

【人気俳優インタビュー動画】

【ムビコレ】

【twitter】

【Facebook】

▶▶ムビコレのチャンネル登録はこちら▶▶