東京オリンピック・パラリンピックの公式エンブレムがついに決まりました。
選ばれたのは江戸時代に広まった「市松模様」と、日本の伝統色・藍色でデザインされた「組市松紋」です。国や文化、思想の違いなどを表す形の異なる四角形の組み合わせには「多様性と調和」のメッセージが込められています。エンブレム委員会の宮田亮平委員長は「今日この瞬間から、このエンブレムが東京2020大会の顔となり、愛していただき、2020年まで応援し続けてもらいたい」と述べました。
異例の白紙撤回からおよそ8カ月――。今回は選考の様子を公開するなど、透明性を確保しながら進められたほか、最終候補に対する国民からの意見も募りました。新たなエンブレムを携え、日本中が「輪」となっての再スタートです。