2020年東京オリンピック開催まで間もなく2年となる中、聖火リレーの日程と大まかなルートが決まりました。スタートは東日本大震災の被災地・福島県で、およそ4カ月間にわたって全国を巡り、東京を目指します。

 聖火リレーの大まかなルートは7月12日に開かれた、大会に関わる組織のトップが出席する会議で決まりました。スタート地点は東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県で、2020年3月26日に出発した後、南下して5月2日に沖縄県に入ります。その後、北上し、6月半ばに北海道で折り返し、関東の各県を回った後、7月10日から15日間、東京都内を巡ります。東京都の小池知事は「福島から出発して復興のともしびを日本全体に回していくことはとても意味がある」と語りました。

 東京都内で行われる聖火リレーは区市町村の意見を踏まえ、都が今年中にルート案を取りまとめる予定です。

<聖火リレーは日本全国 全47都道府県>

 まさに、日本全国を駆け巡る聖火リレーになります。まだ、どの道を走るのかなど細かいルートは決まっていませんが、福島県をスタートとして、都道府県を回る順番は決定しました。

 2020年3月26日に福島を出発した聖火は、栃木、群馬、長野と巡り、岐阜から東海地方に入ります。岐阜の次は愛知、三重を通り、和歌山から関西に入ります。奈良、大阪へと進み、その後、四国の徳島に渡り、香川、高知、愛媛の4県を回り、九州の大分に上陸します。宮崎、鹿児島、沖縄、熊本、長崎、佐賀、福岡の順に九州地方を巡った後は山口から山陰に入り、島根、広島、岡山、鳥取、兵庫、京都を回ります。京都府で出発からおよそ2カ月かかる予定です。

 続いて、滋賀、福井、石川、富山、新潟と日本海側を走り、山形から東北に戻り、秋田、青森、北海道、岩手、宮城を回ります。その後、静岡まで飛んで、山梨、神奈川、千葉、茨城、埼玉と首都圏を巡り、いよいよ7月10日から東京に入ります。15日間かけて都内全ての自治体を回りますが、どのように走るのかといった点も今後、話題になりそうです。