昭和46年10月18日に花巻市民体育館で開かれた
東北新幹線問題対策市民総決起大会の小原甚之助の演説。
昭和46年10月12日に東北新幹線の停車駅を国鉄が発表し、
花巻に新幹線が止まらないと知った花巻市民は落胆した。
「もう駄目だ…」誰もがそう思った。相手は国鉄、国家権力の名のもとに下した決定を
覆したり出来るものではない。誰もが諦めようとしていた。
「あきらめるのはまだ早い、駄目か、駄目じゃないか、やってみなければわからない！花巻百年の大計のために、我々の子孫のためにもう一度やろうじゃないか！」
そう言って一介の市民であった小原甚之助が立ち上がり、仲間と共に総決起大会が開かれた。
そして、ここから新幹線初の請願駅である新花巻駅設置の物語がはじまるのである。
日本初の新幹線請願駅である新花巻駅設置の物語の映画
「ネクタイを締めた百姓一揆」