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国連史上最悪の政治スキャンダルを描いたポリティカル・サスペンス映画『バグダッド・スキャンダル』の予告編が解禁となった。
主演は『ダイバージェント』テオ・ジェームズ。彼は、難民キャンプに赴くなど社会問題解決にも関心が高く、本作ではエグゼクティブ・プロデューサーも兼ねている。脇を固めるのは『ガンジー』(82年)のベン・キングスレー、『ブリット』(68年)のジャクリーン・ビセットといった名優陣だ。監督は『ストックホルムでワルツを』(13年)でスウェーデン映画界最高の栄誉である第49回ゴールデン・ビートル賞で監督賞を受賞したペ ール・フライがつとめる。
2002年。24歳のアメリカ人青年マイケルは、念願だった国連事務次長の特別補佐官に任命され、国連が主導する「石油・食料交換プログ ラム」を担当することになった。これはイラクがクウェートに侵攻したことによる経済制裁の影響で、貧困にあえぐイラクの民間人を救う人道支援計画。国連の管理の元でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配るというプロジェクトだ。一見理想的な政策に見えるこのプロジェクトに、じつはフセイン自身が関与し、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構が関わっていることが判明。やがて世界に例を見ない巨額の汚職事件に発展していく。
原題:Backstabbing for Beginners
監督・脚本:ペール・フライ
脚本:ダニエル・パイン
原作:マイケル・スーサン
出演:テオ・ジェームズ、ベン・キングズレー、ジャクリーン・ビセット、レイチェル・ウィルソン
『バグダッド・スキャンダル』は11月3日よりシネマカリテほかにて全国公開となる。