「五輪やめて!もうカンベン」。なぜ病院の窓にこのメッセージが貼り出されたのでしょうか。
「五輪やめて」「医療は限界」。東京・立川市にある民間病院が窓に掲げたメッセージです。
取材を申し込んだところ、院長から書面で回答が届きました。
立川相互病院・高橋雅哉院長:「関係者の方たちの開催に向けたご尽力を考えると、非常に心苦しく思います。しかしながら、現実的に感染拡大の可能性のあるオリンピックの開催には、反対せざるを得ません」
病院では、7日からHCU(準集中治療棟)の全16床をコロナ患者の治療に転用するといいます。つまり・・・。
立川相互病院・高橋雅哉院長:「本来、HCUで治療すべき患者さんを一般病棟で管理することとなり、危険回避のための看護スタッフの負担は限界を超えます」
圧迫される一般の診療。疲弊するスタッフ。
立川相互病院・高橋雅哉院長:「職員には私生活の自由にもかかわる行動制限を徹底しています。各病棟ともギリギリの人員配置になっています。疲労のために退職が出れば将棋倒し的に医療崩壊につながりかねません」
そうしたなかでの・・・。
組織委員会・武藤事務総長:「約500人の看護師について検討して頂けないかと・・・」
立川相互病院・高橋雅哉院長:「突然の看護師や医師の派遣要請や患者受け入れ病院の指定など報道で知る所となり、病院としてメッセージを表明する必要を感じました。
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