2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会が2015年9月1日、7月に決定した佐野研二郎氏デザインのエンブレムの使用を中止することを発表した。
デザインが公表された直後には、ベルギーの劇場ロゴに「酷似している」として、現地のデザイナーが指摘。その後、デザイン原案や資料についても、他のサイトなどからの盗用ではないかとの疑惑が発生していた。それに伴い、佐野氏のもとには誹謗中傷のメールなどが大量に届き、時にはプライバシーを脅かす事態もあったという。佐野氏自身は模倣や盗作がないことを改めて表明したものの、自身や周辺の関係者をバッシングから守りきれなくなったとコメントしている。
しかし、そもそもこの責任は、佐野氏だけのものなのか。不手際があった場合、ネットや実生活の中で叩き潰すまで追い詰める風潮。果たしてそれは、正義なのだろうか?
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