【レース概要】
2021年5月2日(日曜)2回阪神12日 発走時刻:15時40分
天候 晴
芝 良
11レース
第163回 天皇賞(春)(GⅠ)
3,200メートル(芝・右 外→内)

【レース成績(着順 / 馬番 / 馬名 / 騎手)】

1着 1番 ワールドプレミア / 福永 祐一
2着 12番 ディープボンド / 和田 竜二

3着 3番 カレンブーケドール / 戸崎 圭太
4着 2番 アリストテレス / C.ルメール
5着 14番 ウインマリリン / 横山 武史

6着 5番 ディアスティマ / 坂井 瑠星

7着 7番 ユーキャンスマイル / 藤岡 佑介

8着 6番 マカヒキ / 藤岡 康太
9着 13番 ナムラドノヴァン / 内田 博幸
10着 17番 オーソリティ / 川田 将雅
11着 16番 メロディーレーン / 池添 謙一

12着 10番 ゴースト / 鮫島 克駿

13着 15番 オセアグレイト / 横山 典弘
14着 11番 メイショウテンゲン / 酒井 学

15着 8番 ディバインフォース / 武 豊

16着 4番 シロニイ / 松若 風馬
17着 9番 ジャコマル / 横山 和生

【レース成績詳細はこちら】
https://jra.jp/datafile/seiseki/g1/haruten/result/haruten2021.html

【レース解説】
3番人気のワールドプレミア(牡5・友道 康夫)が力強いラストスパートで勝利!

ハナを切ったのは、ディアスティマ。カレンブーケドール、ディープボンドらが好位につけ、アリストテレスが続く。上位人気馬を見るようにワールドプレミアはその後ろ。じっくりと折り合いをつけての追走となった。
向こう正面でウインマリリンが動き出す気配を見せると、ワールドプレミアもすかさずペースアップ。進路を確保しつつコーナーを回り、勝負は直線へ。

先頭に立って粘るカレンブーケドール、追いすがるディープボンド。これを外から伸びたワールドプレミアが競り落とし、先頭でゴールを駆け抜けた。ワールドプレミアは一昨年の菊花賞に続くGI2勝目となった。

【歴史】
■天皇賞(春)
天皇賞(春)は、京都競馬場・芝3200メートル(2021年は阪神競馬場で開催)を舞台に古馬最高の栄誉を懸けて争われる、長い歴史と伝統を誇る競走である。

■天皇賞の前身
1905年(明治38年)の5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜されたことにより創設した「エンペラーズカップ」が天皇賞の前身。翌1906年(明治39年)には東京競馬倶楽部にも御賞典が下賜され、その後、阪神、福島、札幌、函館、小倉の計7つの競馬倶楽部で「帝室御賞典競走」として行われるようになった。

■第1回
1936年(昭和11年)に「日本競馬会」が設立されて、翌1937年(昭和12年)に各競馬倶楽部が「日本競馬会」に統合されたのを機に、「帝室御賞典競走」は春が阪神、秋が東京と、東西で年2回開催される現在のスタイルとなり、同年の秋のレースが第1回の天皇賞とみなされている(東京競馬場・芝2600メートルで開催)。その後、第2回の1938年(昭和13年)春は阪神競馬場・芝2700メートルで、3歳以上の馬によって争われ、第3回の同年秋からは、「4歳以上、芝3200メートル」の競走条件となり、能力検定競走として非公開で行われた1944年(昭和19年)春まで「帝室御賞典競走」の名称で行われていた。

■戦争による中断と再開
1944年(昭和19年)秋から戦争の影響で中断されたが、戦後の1947年(昭和22年)春に「平和賞」の名前で復活したのち、同年秋から現在の「天皇賞」に改称され、春は京都競馬場、秋は東京競馬場で開催されることになった。

■競走条件の変遷
1981年(昭和56年)春に“勝抜制”が廃止されて、過去の優勝馬にも出走権が与えられるようになった。これまで、タマモクロス(1988年春・秋)、スーパークリーク(1989年秋、1990年春)、メジロマックイーン(1991・1992年春)、ライスシャワー(1993・1995年春)、スペシャルウィーク(1999年春・秋)、テイエムオペラオー(2000年春・秋、2001年春)、シンボリクリスエス(2002・2003年秋)、メイショウサムソン(2007年春・秋)、フェノーメノ(2013・2014年春)、キタサンブラック(2016年春、2017年春・秋)、フィエールマン(2019・2020年春)の11頭が2回以上天皇賞を優勝している。

長年、「4歳以上、芝3200メートル」という条件で行われていた天皇賞であるが、1984年(昭和59年)の競馬番組の変革により、秋は距離を芝2000メートルに短縮し、さらに1987年(昭和62年)から秋の天皇賞には3歳馬が出走できるように条件が変更された。これにより、春は4歳以上のステイヤー日本一を決めるレース、秋は3歳以上の中距離ナンバー1決定戦と、その性格が明確に分けられた。なお、2021年は京都競馬場整備工事による開催日程の変更により阪神競馬場で行われる。

【Race overview】
Sunday, 2 May 2021 HANSHIN
TENNO SHO (SPRING) (G1)
3200m, Turf
Winner / World Premiere

【More English results are below】
https://japanracing.jp/en/

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