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女優の紺野彩夏さんと久保田紗友さんがダブル主演を務める映画「藍に響け」(奥秋泰男監督、5月21日公開)の本編映像の一部が5月12日、公開された。全員吹き替えなし、迫力の和太鼓演奏シーンの本編映像となっている。
映像の前半は、環(紺野さん)がマリア(久保田さん)に誘われ、同級生の寿(永瀬莉子さん)の兄である司(板垣瑞生さん)が高校以外にプロとして所属している雷鼓音のコンサートに行くシーン。会場には、勢いのある太鼓の音に息をのむ珠ノ坂女学園の和太鼓部員のマリア、亜莉栖(山之内すずさん)、神乃(茅島みずきさん)、音々(吉田凜音さん)の姿も。プロの中に交じり演奏する高校生の圧巻のパフォーマンスを目の当たりにし、和太鼓の世界に引き込まれていく環の表情が映し出される。
続く後半では、赤い衣装に身を包んだ環たち、珠ノ坂女学園の和太鼓部による最後の大会での演奏の一部が切り取られている。撮影が始まる約3カ月前から、手にマメを作りながら本当の部活のように練習を重ねてきた紺野さんら演奏に注目だ。
映画は、月刊アクション(双葉社)で2013年9月号~2014年9月号に連載されたすたひろさんのマンガ「和太鼓†ガールズ」が原作。舞台はミッション系のお嬢様女子高。松沢環(紺野さん)は、裕福な家庭に生まれヒエラルキーのトップにいたが、父の会社が倒産し生活が一変。事情を誰にも言えず、行き場のない思いを抱えている。同級生の新島マリア(久保田さん)は、誰とでも明るく接することができる優しい性格の持ち主だが、交通事故で声帯を損傷し、言葉を発することができない。ある日、環は“音の振動”に導かれるようにマリアと出会い……。